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体育館に響くボールをつく音。
『じゃあ、シュート決められなかった方アイス奢りで』
そう言ってはじまった蓮くんとのシュート練習。
｢蓮くん、上手くない？笑 ｣
『まじ ?! バスケ部入ろっと』
｢すぐ調子のる｣
2人とも良い具合に疲れてきたところで
蓮くんがシュートを外した。
｢わ！！ごちそうさまになりま〜す！｣
『お前もっと可愛い反応できないの？笑 』
ニヤニヤしながら蓮くんはそう言って
私の頭をぽんぽんって。
｢ねえ、私絶対汗臭いじゃん〜。
ちょっとそれとって｣
『えー何これ。汗ふきシート？
あー、いつも女子つけてるやつね』
なんて1人で納得して渡してくれるかと思ったのに
『俺がやってあげるよ』
｢え、ちょ！蓮く…！｣
気づいたら首元に手が伸びていて
目の前に蓮くんの顔が。
｢もｯ……！ばか｣
急いで蓮くんから逃げた
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作成日時：2020年9月10日 18時
