▼初めて見たとき ページ23
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初めてAを見たのは、劇場の客席だった。
俺らのことをキラキラした目で見るAが妙に頭に残ったのを覚えてる。今思えば、一目惚れだった。
Aは俺らの出待ちもしてて、せっかくだからとサインを書いた。
「名前は？」
「A、です」
「Aちゃん、ね」
「あ、あの、私今日初めて生で漫才見たんですけど、凄く面白かったです…！」
そう照れながら言ってくれて、思わず頬が緩んだ。Aちゃん、名前と顔を忘れないように何度か頭で繰り返した。
コンビニでAに出会ったとき、これはさすがに運命だと思った。
最初はAだって気付けなかったけど、逃げるようにコンビニを出た彼女の後を慌てて追う。
俺が追いかけてきたことにびっくりしたようで、真ん丸の目が俺を捉えた。
少し話せば家も近くだってことを知れた。純粋に嬉しかった。ただ仕事頑張ってください、って言われただけなのにめちゃくちゃ元気が出た。
「あー…頑張ろ」
仕事も、Aに俺を男として見てもらうことも。
ファンを好きになっちゃいけない、なんて決まりはないけどやっぱり悪いことをしてる気分になる。でも、好きになっちゃったら仕方ないじゃん？
そう自分に言い聞かせ、俺はAに向かって進んでいくことを決めた。
「ねぇ、大樹くんってどれぐらいのファンのこと覚えてるの？」
「え？何急に」
「いや…初めて会ったとき私のこと覚えてたから」
いっぱい人に会ってるはずなのに凄いなーと思って。
そう言って笑みを零すA。その笑顔は昔と変わらずキラキラ輝いているように見えた。
「何人かは分かんないけど、その中でもAは特別だったよ」
「特別？」
「あー、じゃあ風呂入ってくるわ！」
「え、待って！特別ってどういうこと！？」
なんていうAを置いて逃げるように風呂場に向かう。
特別とかこの歳になって言うことじゃなかったかな、まぁどういうことかはまたいつか言えばいっか。って思いながら服を脱いだ。
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ゆのりんか様リクエスト。
いつか書こうと思ってたかねち目線です。またいつか、2人の恋のキューピット・りんたろーさん目線も書きたい。
そして久しぶりの更新になってしまいすみません…リアルが少し忙しいのと、完全なスランプです。でもまた少しづつ更新していきます。
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あいり - え、もう好きです。 おデートみたいです（-人-） なんか、デート行ったら、ファンの人めっちゃ来ちゃって、それで彼女さんがちょっと拗ねちゃうんですよ。それをかねちーが…って感じでww (2020年12月2日 15時) (
レス) id: feae2ddc3c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - こんな小説待ってました！！最高すぎます！夢主ちゃんが酔っ払ってかねちに迫っちゃう話みたいです！！ (2020年5月22日 0時) (レス) id: 71550fc464 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - まだまだリクエストしてもよろしいでしょうか、、、？？かねちーが夢主ちゃんに料理を振る舞うところがみたいです！！(EXITCharannel参照)同居人に食べて欲しくて作ってたように彼女にも美味しかったから！って作るかねちーが見たいです！できたらお願いいたします、！ (2020年4月16日 3時) (レス) id: d677272c28 (このIDを非表示/違反報告)
supedoin(プロフ) - きたああああ。新しいお話だああああああああああああ。かっこいいいいいいいいいいーーーーーー。やべええええええ。かねちーーーーー。作者様は神じゃああああああー。もう、今回もドキドキさせてもらいました。面白かったです。 (2020年3月31日 21時) (レス) id: cd4d66c539 (このIDを非表示/違反報告)
supedoin(プロフ) - 久しぶりの新話だあああああー。もう、可愛過ぎですうー。かねちーーーぃ！私は、あなたの妄想でお腹一杯になったり、気分がリフレッシュしそうだよおおおー。 (2020年3月6日 19時) (レス) id: cd4d66c539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2020年1月12日 19時
