二 階 堂 忍 と い う 男 。

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1月1日の朝。...いや、もう昼前。


約束通り忍の家で年を越して、そのまま2人でテレビ...じゃなくてゲームをしてたら寝るのが遅くなってしまった。ちなみにまだ忍は起きてない。

起こそうと思ったけど気持ち良さそうに寝ている顔を見たらそれも悪くて、お雑煮を作りながら起きるのを待つことにした。




「...A？何作ってんの」


「あ、おはよう。お雑煮作ってるの、食べるでしょ？」


「うん、食べる」



もうすぐお雑煮ができるってところで忍が起きてきた。眠そうに目を擦る彼を見て頬が緩む。寝起きの忍はふわふわしていて可愛い。


そう思っていると、後ろからぎゅっと抱き締められた。



「わっ、何？どうしたの？」


「いや...何かこうしたくて」


「ふふ、何それ」



やっぱり可愛い。ちょっと動きにくいけどそのまま作り続けていると、耳元で聞こえた小さな声。



「...正月から幸せ」


「なになに、今日は素直だね」


「うるさいな...今日だけ」


「今日だけなの？それは何か寂しいかも」


「...じゃあ、たまに」



私も正月から幸せだよ、なんて恥ずかしくて言えなかったけど、こうやってまた一緒に年が越せたらいいな。











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あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします！

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