27 ページ28
.
「あ、二階堂さん！」
大学の食堂で昼ご飯を食べていると、可愛い女の子がこっちに近寄ってきた。...あ、黒島さんだ。
「え、っと...？」
黒島さんは私と二階堂を交互に見て首を傾げる。そっか、黒島さんからしたら私は初対面か。そう思い一応自己紹介。
「初めまして、原田Aです。二階堂と同い年で、」
「黒島沙和です。Aさんって、二階堂さんが言ってた人、ですよね...？」
「え？何か私のこと話してたの？」
「いや、別に...」
そう言って口元を手で隠す二階堂。嘘ついてるときの仕草だし、てかバレバレだし...。そう思ってたのは私だけじゃないらしく、黒島さんと顔を見合わせてくすくす笑う。
「ねぇ、沙和ちゃんって呼んでもいい？」
「もちろんです！」
「んふふ、これからよろしくね。二階堂とも仲良くしてやって」
「え、何で俺」
「はい！」
「黒島さんまで...」
黒島さん改め沙和ちゃんの笑顔はとびきり可愛くて、女の私でも見とれてしまうほど。それから彼女は友達の所へ行ってしまった。
「...二階堂、沙和ちゃんに見惚れないでよ」
「見惚れてないし、興味ない」
「うわ、冷た」
「だって、A以外をそういう風に見たことないから」
「...そうですか...」
よくそういう恥ずかしいことサラッと言えるな...。顔の熱を冷ます私を見て二階堂は面白そうに笑う。
それにちょっとムカついて軽く肩を叩いた。...正直めちゃくちゃ嬉しかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 954人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さわ(プロフ) - 最高すぎます！これからも、応援します！ (2019年12月28日 17時) (
レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 作者さん、もしかして、……天才ですかっっ？！ (2019年12月28日 17時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - ほんと、この作品だいすきです！ (2019年12月28日 17時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 更新が、うれしすぎて、発狂しましたW (2019年12月28日 17時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - 初めまして♪あな番にハマッたのは反撃編に入る前でしたｗｗそれからは毎週見てましたが終わってしまいました苦笑私はどーやんが好きなので、このお話はとても楽しいです。私に言われてるみたいで…( *´艸｀)更新、楽しみにしてます♪ (2019年9月10日 17時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるる。 | 作成日時：2019年8月24日 16時
