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二階堂side
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落ち着け。落ち着け落ち着け...。シャワーを浴びながら必死に自分に言い聞かせる。
下心はなかったと言えば嘘になる。でも別に、彼女を今日どうこうしようとか、そんなんじゃない。雨の中彼女を家に帰すのは気が引けただけだ。
でもさっきの姿___風呂上がりで少し赤くなった頬、彼女からする俺と同じシャンプーの匂い、俺のスエットは思っていたより彼女には大きく胸元がかなりあいていた___あんなのを見て平気でいられる男はいないだろう。
"どーやんってさ、Aちゃんの前だとだいぶ人間らしい顔するんだね"
この前手塚さんに言われた言葉を思い出す。人間らしい顔ってなんだ、俺は元々人間だし...そのときはそう思った。
"好きでしょ、Aちゃんのこと"
なんて目を細めて言う手塚さんに何も言い返せなかった。好きとか恋とか、今まで生きてきた中で俺には無関係な言葉だったはずなのに。
「...くるしい、」
Aが手塚さんと仲良くなっていたなんて知らなかった。翔太さん、って楽しそうに話す彼女を想像しただけで胸がちくちく痛む。
...恋って、こんな感じなのか。
いつまでも風呂にいるわけにはいかないから、さっさと上がってリビングに戻る。
「あ、遅かったね」
「...まぁ、うん」
ソファーに座っているAは俺を見てニコリと笑う。ずっと顔を見てるのも変な感じだから目線を逸らす。
「うわ、髪まだ濡れてるじゃん。ちゃんと乾かさないと」
「いいよ別に、いつもこうだし」
「よくないよ。乾かしてあげようか？」
「は！？」
思わず大きな声が出る。Aはこういうのが慣れてるのかきょとんとしてるけど。
「...自分でできるから。乾かしてくる」
そう言ってまた逃げるようにリビングを出た。
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さわ(プロフ) - 最高すぎます！これからも、応援します！ (2019年12月28日 17時) (
レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 作者さん、もしかして、……天才ですかっっ？！ (2019年12月28日 17時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - ほんと、この作品だいすきです！ (2019年12月28日 17時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 更新が、うれしすぎて、発狂しましたW (2019年12月28日 17時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - 初めまして♪あな番にハマッたのは反撃編に入る前でしたｗｗそれからは毎週見てましたが終わってしまいました苦笑私はどーやんが好きなので、このお話はとても楽しいです。私に言われてるみたいで…( *´艸｀)更新、楽しみにしてます♪ (2019年9月10日 17時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年8月24日 16時
