先 生 、大 好 き で す 。【俺スカ】

#久しぶりの屋上 ページ29

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午前中の授業も終わり、昼休み。

何かずっとふわふわしてて時間があっという間に過ぎた感じがする。若林くんにもボーッとしすぎだよって呆れられたし。

でもそれぐらい幸せでずっとニヤニヤしてしまう。



｢ほらA、ニヤニヤしてないで屋上行くぞ｣


｢えっ、あ、うん！｣



東条くんにそう言われ、お弁当片手に慌てて立ち上がる。
そっか、これからはまた屋上でご飯食べれるんだ。田中先生と一緒に食べれることが嬉しくてまたニヤける。



｢ほんとにずっとニヤニヤしてるよなぁ｣


｢そ、そんなに？｣


｢うん、すっごく幸せそう｣


｢そりゃあ幸せだからね！｣



なんて言えば私と同じように笑顔を浮かべる3人。一緒に喜んでくれる人がいるのって嬉しい。

他愛もない話をしていると屋上に着いた。3人に続いて外に出る。...何か緊張する。



｢ほら、愛しの彼女が来たわよ｣


｢ちょ、原田先生！｣


｢A、何隠れてんだよ。ほらっ｣


｢ちょっと、東条くん、！｣



何か恥ずかしくて3人の後ろに隠れていると、東条くんに肩を掴まれ前に出される。



｢...｣

｢...｣



｢...いや、何か喋れよ｣


｢何かこう、改めて喋れって言われたら何話したらいいか分かんなくて...｣


｢何なのアンタ達！ウブすぎない！？｣


｢いや原田先生、付き合いたてはこんなもんですって...！｣



その田中先生の言葉にこくこく頷く。のぶおは呆れたようにため息を吐いた。







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