先 生 、大 好 き で す 。【俺スカ】

#ニヤニヤ ページ27

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次の日。昨日とは打って変わって軽い足取りで学校に向かう。

あの後先生とは連絡先を交換して何回かやり取りをした。ずっと夢だったことができてほんとに嬉しくて今日は少し寝不足だけど、それでも昨日よりは元気。


スマホ片手に廊下を歩く。画面には今朝のやり取り。

｢おはようございます！｣｢おはよ｣｢先生朝早いんですね｣｢そうか？いつもこれぐらいだぞ｣｢あ、今日雨降るらしいから傘忘れんなよ｣

やっぱり先生は優しい。トークを見返しながらひとりニヤニヤしていると急に声を掛けられた。



｢何ニヤニヤしてんだよ｣


｢っ、何だ先生か...びっくりさせないでくださいよ｣



咄嗟にスマホを隠すけど相手が先生ってことに気付いてホッと息を吐く。



｢ごめんごめん。で、何見てたんだ？｣


｢え、あー...先生とのトーク見返してました...嬉しくてつい｣



そう言い切り恥ずかしくなって目線を逸らす。

でも先生からの反応が何もなくて、少し不安になりまた目線を先生に向けると、口元を手で覆って固まってた。



｢せんせ？｣


｢...いや、うん、何かすごい、ニヤけるなこれ｣



そう言う先生の頬は微かに赤くて何故か私まで顔が赤くなってしまう。



｢...あ、ほら、早く行かないと遅刻するぞ｣


｢は、はい...先生、今日も授業頑張ってくださいね｣


｢Aもな。俺の授業じゃないからってサボったりすんなよ？｣


｢...頑張ります｣



なんて会話を交わし、先生とわかれる。

またHRのときに会えるのに、少しだけ寂しかった。







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