先 生 、好 き で す 。【俺スカ】

#最後 ページ15

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順調に再テストを受けて今日で最終日。...なのに光岡くんが来てない。先生達も何も聞いてないらしく凄く焦ってる。



｢えー...とりあえず皆は席に着いて、いつでもテストを始められるように準備しとこう｣



原田先生は光岡くんを呼びに行ったのかいつの間にか居なくなっていて、残された田中先生が苦笑いを浮かべながら言う。

前から送られてきたテストを後ろに送り、じっとそれを見詰める。最後の教科は現代文。現代文はいつもそこそこの点は取れるし、今回はちゃんと勉強したから良い点は取れる、はず...大丈夫。



でも光岡くんはテストが始まるチャイムが鳴っても来なかった。



｢も、もう少し待ってみよう！10分経って来なかったら...始める｣



田中先生の声は段々小さくなっていた。...光岡くん、お願い。早く来て。みんな待ってるよ。

___その願いが届いたのか、ドアがガラッと開いた。



｢ま、間に合った！？｣


｢間に合いましたよ！！って言っても5分過ぎてますけど...｣


｢え...？｣


｢田中先生がね、光岡が来るまで待っとけって。みんな待ってたんだよ？｣


｢テスト始めたら教室に入れなくなるし...｣



光岡くんはその言葉にびっくりしたようで、目を丸くしてる。そしてすぐに頭を下げた。



｢...ごめん！俺のせいで、再テストすることになって、点数下がるかもしれないのに...｣


｢別に再テストとか良くない？前とあんま問題変わってないし｣


｢そうそう、それより時間なくなる方が怖いから早く座ってくんない？｣



それを聞いて光岡くんは顔を上げ席に座る。...泣きそうな顔だった。頑張れ光岡くん。



｢それじゃあ...始め！｣



田中先生の声を合図に一斉にテストを解き始めた。








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ドラマの内容だいぶ端折ってますすみません...！

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