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#56 ページ11

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あらから季節も流れ、私達は3年生になった。

クラスはまた三橋くんと伊藤くんと同じ。席も三橋くんと隣で何も変わってない。嬉しい。



「A、何にやけてんだよ」


「に、にやけてないもん」


「いーや、ほっぺたゆるゆるだぞ?何?俺と同じクラスなのがそんなに嬉しい?」


「べ、別にそんなんじゃないし!!嬉しいのは三橋くんの方でしょ??」


「は!!?違ぇよ!!全然嬉しくねぇし!!お前が隣だと授業中寝れねぇから嫌だし!!!」


「何それ!!元々寝るもんじゃないよ!!」


「はいはい2人共ストップ、落ち着けって、な?」



伊藤くんが私達の間に入って痴話喧嘩を止める。三橋くんはビーバー顔で私を睨んでくるけど私はそれを無視し、



「もう行こ!伊藤くん!」



そう言って伊藤くんの手を引き教室を出る。

伊藤くんは驚いたように私を見るけど何も言わずに着いてきてくれた。優しい。

後ろから三橋くんが慌てて追いかけてきて私の隣に立つ。



「ったく、怒るなら初めから喧嘩ふっかけてくんなよな。俺に勝てるわけねぇんだから」


「そもそも三橋が喧嘩に乗らなきゃいいんだろーが」


「うっせ、コイツが悪い」


「私悪くないもん、三橋くんが悪いもん」



そう言ってわざと頬を膨らませば三橋くんは可愛くねぇぞぶす、と言って頬を両手で潰してきた。痛い...。



そんな会話をしながら屋上に向かっていると、廊下が何故か騒がしい。

角を曲がるとそこには生徒が沢山いた。1年生、かな?



「おいおい、今の1年は廊下にたまんのかよ」



三橋くんはそう嫌そうに言う。すると、その中の1人が声を出した。




「あの金髪...三橋さんじゃない!!?」



...はい???






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ソウ - はじめまして!ソウです!読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました!ありがとうございます!!( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月30日 14時

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