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気が付いたら開久の人達は皆地面に倒れていた。
さすが三橋くん...ほんとに強い。
｢行くぞ｣
そう言えばグイッと私の腕を掴み歩いていく。
私は引きずられるように商店街を歩いた。
...何か、怒ってる？気の所為？
｢み、三橋くん、助けてくれてありがとう｣
三橋くんの後ろ姿を見て呟けば、彼はピタッと歩くのを辞めた。
｢...お前さぁ、もっと気ぃつけろよ。俺らと絡んでてただでさえ狙われやすいんだから｣
｢う、うん、ごめんね。迷惑かけちゃって...｣
三橋くんはガシガシ頭をかけば、迷惑なんて思ってねぇよ、と笑った。
そんな彼を見てドキドキするのは、さっき言った言葉のせい。
｢ね、ねぇ三橋くん、｣
｢ん？何？｣
｢さっき言ったよね、その、俺の女、って。あれって...｣
｢.........へ、｣
それを聞いてぱちぱち目を瞬かせる三橋くん。
次の瞬間、顔を真っ赤に染めてそっぽを向いた。
｢お、俺そんな事言った！！？｣
｢う、うん、バッチリと...｣
｢...忘れろ、今すぐ忘れろ。いいな。｣
肩を掴んで私を見詰めて言う。顔が近い...。
私は早く離れて欲しくてこくこく頷いた。
｢あー...じゃあ送ってく。家どっち？｣
｢え、いや、申し訳ないよ！私は大丈夫だから！｣
｢Aちゃん、いい事教えてやるよ。男は頼られると嬉しい｣
｢......えっと、じゃあお願いします｣
軽く頭を下げて言えば、三橋くんは嬉しそうに笑った。
2人で家に向かって歩き出す。
2人で歩く道は、いつもより輝いて見えた。
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まるる。(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます！相良くん全然出てこなくてすみません...(笑)素敵な小説だなんてもったいないお言葉ありがとうございます...！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年5月23日 21時) (
レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました！相良推しなんですが、この小説の三橋君にキュンキュンさせられてしまいました(*´ー｀*)素敵な小説ありがとうございます！ (2019年5月23日 9時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
咲餅(プロフ) - あと評価1つ！！！ (2019年4月21日 17時) (レス) id: ffacf9010f (このIDを非表示/違反報告)
牧さん - めっちゃ好き！！ただそれだけ (2019年4月21日 16時) (レス) id: 66f0eb62d2 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 面白いです、更新頑張って下さい応援しています！！！ (2019年4月6日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年4月5日 14時
