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自慢じゃないが、交友関係は広い方だと思う。
他校にも友達がいるしね。うん、広いでしょ。
それでもこの広い世界でその人達に会う可能性は低いに決まってる、のに、
｢Aさん！！！｣
｢ど、どうも...｣
どうして私は彼に遭遇してしまったんだ。
遡ること数分。
学校を終えた私は普通に商店街を歩いていた。そう、普通に。
特に用事もなく寄り道もせずに帰っていたのだ。繰り返すけど普通に。
それなのに、気が付いたら目の前には青い制服の2人組。
紅高の、今井くんと谷川くんがいた。
今井くんは私を見てニッコニコしてるし、そんな今井くんを見て谷川くんは苦笑い。
...どういう状況なのこれ。
｢いやぁ、こんな所で会うなんて、運命ですね！！｣
｢ま、まぁ、この街も狭いですし、よく会うじゃないですか。運命じゃないんじゃ...｣
｢またまた、照れなくていいんですよ｣
｢今井さん、Aちゃんは照れてるんじゃなくて引いてるんですよ...｣
そんな谷川くんの声も今の今井くんには届かない。...私に夢中、らしい。
出会ってすぐに一目惚れです！付き合ってください！って言われたことは未だに衝撃でよく覚えてる。
まぁ、今井くん自体悪い子じゃないし嫌いではないんだけど...まだちょっと怖かったりする。ツッパリだし。
さっきからツッパリ差別が酷いな私。やめよう。
｢谷川くん、私用事があるんだけど...｣
｢あぁ、今なら帰って大丈夫だと思うよ...今井さん、Aちゃんの事見えてないから｣
どこを見てるのか分からない今井くんを見て苦笑いを零せば、ごめんね、ありがとう、と言ってその場を後にした。
｢......あ、あれっ！？Aさんは！！？｣
｢今井さんに呆れてもう帰りましたよ...｣
｢そっ、そんなぁぁぁぁ！！！！｣
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まるる。(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます！相良くん全然出てこなくてすみません...(笑)素敵な小説だなんてもったいないお言葉ありがとうございます...！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年5月23日 21時) (
レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました！相良推しなんですが、この小説の三橋君にキュンキュンさせられてしまいました(*´ー｀*)素敵な小説ありがとうございます！ (2019年5月23日 9時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
咲餅(プロフ) - あと評価1つ！！！ (2019年4月21日 17時) (レス) id: ffacf9010f (このIDを非表示/違反報告)
牧さん - めっちゃ好き！！ただそれだけ (2019年4月21日 16時) (レス) id: 66f0eb62d2 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 面白いです、更新頑張って下さい応援しています！！！ (2019年4月6日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年4月5日 14時
