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それから伊藤くんと理子ちゃんと合流した。理子ちゃんには東京の人達が2人を探しに来ていることを言わず、上手いこと言って佐川くんのお見舞いに行かせた。
今はベンチに3人並んで座ってる。高校生3人が座るには小さいベンチでかなりぎゅうぎゅう。
伊藤くんはアイツらにやられた後の今井くんと谷川くんを見つけたらしい。入れ違いになってたんだ、タイミング悪いなぁ。
三橋くんはアイツらに殴られているところに開久が来たおかげで助かったとか。アイツら開久にも喧嘩売ったんだ。命知らず...。
なんて思いながらふたりの会話を聞く。そういえば私頭殴られたんだった。そのせいか2人の声が遠くから響くように聞こえる。
｢...Aちゃん？大丈夫？｣
そう言われてハッとする。2人は心配そうに私を見ていた。
だめだだめだ、こんな時に心配かけたくない。そう思って笑顔を作り、大丈夫と返す。
...それで黙せるほど2人は甘くなかった。
｢あれ、もしかしてAちゃん怪我してる？服に血付いてるけど...｣
私の背中を見て言う伊藤くん。そりゃあ武器使って殴られたら血も出るか...。
｢...アイツらにやられたのか｣
｢ま、まぁ...後ろから硬いのでガツーンと｣
いつもより声の低い三橋くんが怖くて素直に答えてしまった。...二人とも怒ってる。
｢で、でも大丈夫だよ！うん！動けるから！｣
｢そういう問題じゃねぇだろ...女殴るとかアイツらほんと許せねぇ...｣
｢...A、今すぐ病院行け｣
｢え、でも、｣
｢いいから行けって！...後は俺ら2人で何とかする｣
三橋くんは私の肩をガっと掴んで大きな声で言う。その顔は悲しそうで、私は何も言い返せずこくりと頷く。
｢...無理はしないでね？｣
｢わかってるよ、心配すんな｣
｢そうそう。Aちゃんの仇、俺らがちゃんととるからさ｣
そう言う2人の笑顔を見て私は公園を後にした。
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まるる。(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます！相良くん全然出てこなくてすみません...(笑)素敵な小説だなんてもったいないお言葉ありがとうございます...！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年5月23日 21時) (
レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました！相良推しなんですが、この小説の三橋君にキュンキュンさせられてしまいました(*´ー｀*)素敵な小説ありがとうございます！ (2019年5月23日 9時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
咲餅(プロフ) - あと評価1つ！！！ (2019年4月21日 17時) (レス) id: ffacf9010f (このIDを非表示/違反報告)
牧さん - めっちゃ好き！！ただそれだけ (2019年4月21日 16時) (レス) id: 66f0eb62d2 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 面白いです、更新頑張って下さい応援しています！！！ (2019年4月6日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年4月5日 14時
