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#20_M ページ20

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昨日色々考えてたせいで寝不足だった俺は屋上に来ていた。

別に教室でも寝れるけど、Aが寝んな寝んなって最近うるさいからあまり良い気がしない。授業中な今、屋上に人がいる訳もなくて、静かだった。

あー、これならよく寝れそ。また昼になったら伊藤が起こしに来るだろうし、それまで寝るとするか。

そう思いベンチに寝転ぶ。太陽がいい感じに当たって寝やすい気温。これは寝れる。



___三橋くん!


「っ...」



それなのに俺の頭に浮かんでくるAの顔。昨日もこのせいで寝れなかった。

何だよ、これ。

最近ずっとアイツの事を考えてる。アイツと一緒にいる時間が増えたせいだと思ってたけど、多分そのせいじゃない。

昨日父ちゃんに言われた。お前恋してるだろ、って。

こい、コイ、恋。俺とは無縁だと思ってた言葉。だけどこの言葉を聞いた時、素直に納得出来た。

俺はAの事が好きなんだ、って。



「三橋、起きろ」


「...何だよ」



伊藤が起こしに来た。もう昼休み?時間経つの早すぎだろ。
ゆっくり体を起こすと、仁王立ちして俺を見下ろす伊藤がそこにはいた。



「お前、正直に答えろよ」


「おう、何」


「...三橋ってさ、Aちゃんの事、好き?」



思わず、は?っと声が漏れる。

何で、コイツが知ってんだそんなこと。



「...何でそう思うんだよ」


「お前見てたら分かるわ。相棒なめんなよ」



何故か胸を張って言う伊藤。ムカつく。

俺はガシガシ頭をかいてさっきの問いに答える。



「まぁ...好き、っちゃあ好き、だな」


「や、やっぱそうだよな!うん、お前ならいけるって、もっとグイグイいけよ!」


「な、何だよ。俺のペースでやるんだからほっとけって」



凄い圧で話しかけてくる伊藤を適当にあしらって教室へ戻る。



「あ、三橋くん!またサボってたんでしょ、だめだよ?」


「...眠かったんだから仕方ねぇだろ、ばか」



あ、ばかって酷い!なんていうAを無視して椅子に座り机に突っ伏す。

...ほんと、コイツと話すと調子狂う。







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まるる。(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます!相良くん全然出てこなくてすみません...(笑)素敵な小説だなんてもったいないお言葉ありがとうございます...!これからもこの小説をよろしくお願いします! (2019年5月23日 21時) (レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました!相良推しなんですが、この小説の三橋君にキュンキュンさせられてしまいました(*´ー`*)素敵な小説ありがとうございます! (2019年5月23日 9時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
咲餅(プロフ) - あと評価1つ!!! (2019年4月21日 17時) (レス) id: ffacf9010f (このIDを非表示/違反報告)
牧さん - めっちゃ好き!!ただそれだけ (2019年4月21日 16時) (レス) id: 66f0eb62d2 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 面白いです、更新頑張って下さい応援しています!!! (2019年4月6日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月5日 14時

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