金髪パーマで卑怯な君。【今日から俺は!!】

#17 ページ17

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私、神崎Aは悩んでいた。最近私自身と私の周りが可笑しい。


可笑しい理由その1。
前より三橋くんと一緒にいる時間が増えた。登校中にたまに会うことはあったけど、最近は下校まで一緒にしてる。何故。

可笑しい理由その2。
ふとした時に三橋くんの事を考えてる。例えば晩ご飯を作ってる時、三橋くんは何が好きなんだろう、とか、場所や時間関係なく三橋くんの事を考える時間が増えた。

可笑しい理由その3。
三橋くんを見ると胸が苦しくなる。それだけならまだいいものの、三橋くんが他の女の子と話してるだけで苦しくなるもんだから困ってる。勘弁して欲しい。

可笑しい理由その4。
これは三橋くんについて。私の呼び方が変わった。前までAちゃんとちゃん付けで呼んでたのに、今は呼び捨てになった。名前を呼ばれる度にドキッとしてしまう。


...可笑しい、ほんとに可笑しい。何でこうなってるのか分からない。いや、分からないふりをしている。

私が可笑しくなったのは三橋くんのせいだ。大人しく守られとけばいいとか私が怪我でもしたら心配で寝れなくなるとか、意味わかんない事言ってきたから。


...って、また三橋くんの事考えてる。駄目だよ私、考えるな。

そう思い首を横に振る。その時、聞き覚えのある声に名前を呼ばれた。



｢A、ちょっといい？｣


｢理子ちゃん、それに伊藤くんも...、なに？｣


｢話したい事があるんだけど...ここじゃあれだから、サ店でも行かない？｣



2人からの突然の誘い。それを不思議に思いながらも2人と一緒にサ店に行くことになった。






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