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欠伸を噛み締めながら人通りの少ない道を歩く。
あぁ眠い。眠すぎる。今日1時間目なんだっけ...古典か、よし寝れる。
なんて不真面目な事を考えながら歩いていると、前から見覚えのある姿がこちらに向かって走ってきた。
｢Aちゃん！！｣
｢み、三橋くん！？朝からどうしたの...？｣
凄い勢いで近付いてきた三橋くんは私の前で急ブレーキ。ある意味凄い。
あれだけ走ったのに息きれてないのも凄いと思う。さすが軟葉の頭。
｢あ、いや、用があるわけじゃねぇんだけど...どうせなら一緒に学校行きたいな、って｣
そう言って頭をかく、三橋くん。
何その理由、可愛い。なんて口が裂けても言えない。
｢うん、一緒に行こ？｣
にこりと微笑めば三橋くんは嬉しそうに笑って私の隣を歩く。
軟葉の頭だのツッパリだの色々言われてるけど、私からしたらただの男子高校生にしか見えない。凄くいい人だ。
まぁ、席が隣じゃなかったらこうやって関わってなかっただろうけど。
それでも、三橋くんと話すのは楽しい。金髪っていうのが最初は少し怖かったけど今はどうってことない。
｢......おーい、Aちゃん、聞いてる？｣
｢え、あ、ごめんごめん、ボーッとしてた｣
ボーッとそんな事を考えている私を不審に思ったのか、三橋くんはそっと私の顔を覗き込む。
三橋くんの綺麗な目が私を捕らえて離さない。
...さすがに恥ずかしくなって目を逸らす。
｢...さてはAちゃん、俺に惚れた？？？｣
......私のドキドキを返してほしい。切実に。
｢そんな訳ないでしょ？？馬鹿なの？？？｣
｢あっ酷い！！馬鹿って！今馬鹿って言った！！！｣
｢三橋くんが悪いんですー！あれだけ近くで整った顔見れば誰だって照れる......あ、｣
しまった、と気付いた時にはもう遅い。
｢ふーーん、照れてたんだ｣
そうニヤニヤしながら三橋くんは言った。
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まるる。(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます！相良くん全然出てこなくてすみません...(笑)素敵な小説だなんてもったいないお言葉ありがとうございます...！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年5月23日 21時) (
レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました！相良推しなんですが、この小説の三橋君にキュンキュンさせられてしまいました(*´ー｀*)素敵な小説ありがとうございます！ (2019年5月23日 9時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
咲餅(プロフ) - あと評価1つ！！！ (2019年4月21日 17時) (レス) id: ffacf9010f (このIDを非表示/違反報告)
牧さん - めっちゃ好き！！ただそれだけ (2019年4月21日 16時) (レス) id: 66f0eb62d2 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 面白いです、更新頑張って下さい応援しています！！！ (2019年4月6日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年4月5日 14時
