日常 ページ38
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｢相変わらずAに懐いてるなぁ、｣
私とにゃんこを見ると、レトルトは頬を緩ませる。
｢ね、ほんと可愛い。猫欲しくなっちゃう｣
｢いいじゃん、猫飼えば?｣
｢えー、お世話出来る自信ないし、レトルトの家に来たら会えるからいいや｣
そう言ってにゃんこを撫でれば、飼った方が癒されんのになぁ、と呟くレトルト。
｢あ、そうだ。動画撮るんじゃないの?何のゲーム?｣
｢そうそう、フリーホラーなんだけど、Aの実況にぴったりかなって思ってさ。どうせなら2人でやりたいなって｣
｢へぇ〜、楽しみ。準備出来たら教えて〜｣
｢はいはい、｣
レトルトが準備をしている間、にゃんこと絡みつつスマホをいじる。
たまには日常ツイもしないとなぁ、と思いついた文を文字におこす。
[今日はレトルトの家で動画撮ります。仕事終わりで疲れてるからテンション低いわ眠たいわでボロボロだけど許して。あとレトルトん家の猫可愛い]
そう呟けばあっという間にいいねがつく。
[レトさんとコラボ嬉しい!]
[猫ちゃんいいなぁ]
[シキちゃんちゃんと起きて!]
リプを眺めていると、準備出来たよ〜、と緩い声が聞こえる。
｢よし、撮ろっかぁ｣
レトルトの隣に座り、シキのスイッチを入れた。
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作者名：まるる。 | 作成日時：2018年7月31日 15時
