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照史 side
関西ジュニアのライブの参考に、と思って大先輩の嵐さんのコンサートを見に来たわけやけど、
照史「それにしてもまだ昼やのにえらい人やで〜」
さすがの人気にすっかり感心してもうたわ!
こんなにようさん人おったら、気づかれてまうかもしやんし、目立たんようにさっさと裏口へ行かんとな〜!
そんなこと思って下を向いて早足で歩いとったら、
ドンッ
急に強い衝撃と、
「いったあ…!」
というかわいい声。
自分が下向いてたから悪いことしてもうたと思ってあやまったら、
A「いや、大丈夫です、わたしも逃げるのに必死で、前向いてなかったんで。ほんますいません。」
ってお尻さすりながら言うとんねん。
ええ子やし、おもしろそうな子やなあと思ったけど、逃げるってどういうことなんや?
照史「ていうかお姉さん、さっき逃げてる言うてたけど、一体何から逃げてんの?」
ほんならその子が思い出したように
A「えっ…、あっ……!!!!
助けてください!こわい姉ちゃんらに追いかけられとるんです!いろいろあって!」
て言うてきて、最初はこの子何言っとんねんイタい子ちゃうかと思ったんやけど、
品の無さそうなギャルが追いかけてきて、
その子ほんまに怖がってたから、
思わず手をとって走りはじめてしもうた。
照史「こっちや!」
関係者しか入れない裏口へ入れば安全やと思ってそこへ逃げ込んだ。
A「ハァ…ハァ…、ありがとうございました。私なんかが迷惑かけてほんますいません。」
照史「全然ええけど、何があったん?」
A「それが……」
そんで聞いたら、ゴミ捨てた姉ちゃんにキレたら追いかけられたって…
この子アホなん(笑)
めっちゃおもろいんやけど(笑)
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作者名:C H I N C H U N | 作成日時:2016年1月16日 19時