32.(【番外編】夢主(少年役)といじめっ子だったひろき(少女役)で家出少年と迷子少女※夢主の過去に合わせてるので少し違う部分も) ページ35
ひろきside
俺には忘れたい事があるんだ
ここで俺がやった事、ここで見たこと
A、お前が何処へいったのかを
消し去りたいものがあるんだ
暗闇に一人ぼっちで取り残された
ー俺を
ある朝Aは、突然姿消した
いじめられてもあのAの優しさは
たまに理解しがたい
ああ、また何かやらかしたのかと声を漏らす
貴方side
周りのいじめる声に流石に耐えきれず
外飛び出した
嫌いになっちゃうぞと少し拗ねてみた
ひろきside
勝手に居なくなるなんてそんなの俺が許さない
お前を探して歩く高架橋の下
落書き秩序は最悪
見つけたら抱き締めてやって
『心配したんだぞ!バカ!』
とかちょっと涙ぐむかもしれない
ぺたぺた歩くお前を探しに知らない街の中を
まるで迷子の子供のように泣きそうな顔
カッコ悪りぃな...
ぽろぽろ想い
張りつめてた感情の糸を切らす
お前が手を引いてくれないと
困るんだから
早くAに会いたい
一日の終わり、俺の影だけが伸びる
お前が居ない日なんて忘れたい、忘れました
記憶は捏造?お前は家出しただけなんだよな?
とても大切な事だが思い出してはいけねぇ気がするんだ
街は過保護なくらい
彼の願いに忠実だった
それが幸せをもたらすかは
わからなかったけれど
ばらばら剥がれ落ちた記憶の欠片を拾い集め
一度目を背けた真実
思い出したいと願う
くるくる廻る
お前を探しにビルの隙間の迷子旅
散歩の終点見えてきた
本当はもうAは...................
Aを探して歩く学校の屋上で
Aの全てを思い出す
Aの父の脅しで泣きながら突き落とした
あの日からAはもう居ない
Aを探し迷子になった
『Aに会いてぇ...』
Aが最後に笑って居た場所にもう一度立った
もう戻れないのだけれども
これで良いと決めたんだ
フラフラAを探し迷子になってカッコ悪くて
とても暖かい風に邪魔された
涙はきっと安堵から
『Aの居ねぇ世界の方が間違いだから』
ーやっとここに帰ってこれた
ーAも見つかるし
ーハッピーエンドだよな...
ドンッ
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しお松 - 全部読みました!面白過ぎます!天才ですか! (2017年1月5日 11時) (レス) id: 39cbea8a81 (このIDを非表示/違反報告)
かずのこ(プロフ) - すーさん» ありがとうございます!こんな自由気ままな小説にコメント!まじ感謝っス!← (2016年11月13日 22時) (レス) id: 7727c9845c (このIDを非表示/違反報告)
すー - 面白いです(*`・ω・)ゞ頑張って下さい(*´∇`*) (2016年11月12日 19時) (レス) id: ba82e1b40e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かずのこ | 作成日時:2016年11月10日 20時