フェリーチェ1 ページ23
"本気で10代目を支えたいのならイタリアに来ないかい？"
『…はぁ』
以前日本に来ていた9代目からの言葉だ
Aは別に将来マフィアになる事は嫌ではなかった。だがそれはあくまで皆んなが一緒にいるからだ
"今高校2年生だろ？そろそろ将来の事も考えてもいいころだ。一か月待つ、考えておいてくれ"
『…はぁ』
もはや溜息しか出ない
本当にマフィアになるなら悪い話ではないが
『みんなと離れたくない』
苦楽を共にして来た仲間だ、そう簡単に離れたくない
それに一番心配なのは…
『…綱吉』
未だ告白の返事はしていない。友達としてはもちろん好きだが、そこに恋愛感情があるかと聞かれたら答えは"わからない"だった。
何年も答えを出していないのに未だに綱吉は毎日告白してくる
『…』
「Aー？かえるぞ」
『綱吉。もうこんな時間』
「もうこんな時間んてチャイム鳴ってまだ5分も経ってないけど」
『帰るよ』
「めずらいね。いつもならチャイム鳴った瞬間教室出るのに」
『……私だって悩み事くらいあるのー』
「何悩んでるの？もっもしかして俺の事？」
『そーなの。綱吉の事考えてる』
「結婚しよう」
『馬鹿なの？』
今日も今日とてこの2人の馬鹿さ加減は変わらない。そして放課後は安定の綱吉の家でゲームしてその後リボーン からねっちょりしごかれる
そして悩んでる時に限って急展開が待っているのだ
「おいツナお前にボンゴレ10代目として見合いの話が来てるぞ」
『…は？』
「はぁあ！？見合い！？俺まだ16だよ！！」
ビックリして同時にシャーペンを落とす2人
「嫌だよ！！オレにはAがいるし！……A？」
『…』
「Aお前はどう思う？ツナの見合い」
『へっ？わたし？……いいんじゃないかな？良い機会だと思う』
もしそのお見合いが上手く行けば綱吉とずっとは一緒に居れなくなる。そしたらイタリアに行く決心がつくと思ったのだ。
「良い機会って何？」
『…もしかしたら超絶美人の人かもしれないよ？会うだけ会ってみたら？』
「俺にそんな機会なんていらないよ！！」
『っ！』ﾋﾟｸﾞッ
「なんなんだよ！最近なんか変だし、お前何隠してるんだよ！！」
『……別に』
目を合わせてずに答えたAに綱吉の怒りは頂点に達した
「好きな人の前に友達だって思ってたのに…なんで何も言ってくれないんだよ！？Aなんて…！だ、だっ大嫌いだっ！」
「追いかけ無くていいのか？」
『…はぁ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルナ(プロフ) - ツナが超絶可愛い！ (2020年12月12日 17時) (
レス) id: 51a47bb2c8 (このIDを非表示/違反報告)
阪サッカー(プロフ) - 早速書いてくれてありがとう御座います! 炎真も出てきて嬉しかったです。これからも無理しない程度に頑張って下さい! (2020年2月15日 22時) (レス) id: d96a890ddc (このIDを非表示/違反報告)
阪サッカー(プロフ) - とても面白くて、本編の方から見させて頂いていました! ギャグの流れも最高で、いつも笑いながら読み進めていってます! そしてリクエストですが、ツナが女子キャラと関わっているのを夢主ちゃんが嫉妬する話を見てみたいです。 (2020年2月15日 10時) (レス) id: d96a890ddc (このIDを非表示/違反報告)
27 - 雲雀さんオチが、見て見たい…デス。 (2019年4月5日 1時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
テクノ(プロフ) - ツナがめちゃくちゃかわいい (2019年3月2日 10時) (レス) id: 5d0adffebe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いと | 作成日時：2019年2月23日 2時
