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生徒で激混みの食堂に来ると、なんか女子の騒がしいヒソヒソ声と "え！ヤバい元木先輩たちいるんだけど！" という近くの女の子の声。周りの女子生徒たちに便乗して食堂の入口付近を見ると、なんとそこには私の好きぴが居た。
「 ･･･え！やばいよ黒田くんいるんだけど 」
あい「 珍しくない？いっつも空き教室占領してるじゃん黒田たち 」
「 うん。･･･やっぱうちら運命なんだわ 」
まゆ「 なんでそうなる」
こんなピンポイントで食堂に来る日が被ることなんてある？きゅーん好き好き！って目で黒田くんを見つめていると、その横のにゃんにゃんと目が合った。「 え！桃ちゃんだ〜！」私に気付いて駆け寄ってくるにゃんにゃん。周りの女子生徒が一気に私に注目するけど気にしない！
内「 桃ちゃんたち珍しくない？ 」
「 にゃんにゃんこそ 」
内「 久しぶりに食堂の気分だよね〜ってなって来てみたの！ 」
「 ほえ〜そっか〜 」
にゃんにゃんと話しながらも黒田くんにしか視線が向かない。かっこよすぎるよ本日も。スマホぽちぽちしてた黒田くんが、少し遅れて私に気付いたらしく、こっちにやってくる。深田くんとか湧くんも手振ってくれて、"先選んでるわ〜" と言い奥の券売機に向かった。
『 桃瀬ちゃ〜ん昨日はありがとね 』
「 うん！こちらこそありがとう！すっごい嬉しかった！ 」
『 ほんと？なら良かったわ 』
くしゃって笑うわんちゃんみたいなお顔に胸がきゅーんと締め付けられる。そしたら今度は『 ねえあのさ･･･ 』と、少し勿体ぶる黒田くん。「どうしたの？」と聞くと、ちょっと気まずそうに眉をひそめて、私の耳元でこう言った。
『 あんまにゃんにゃんと仲良くしないで 』
「 ･･･････････････へ？ 」
あまりの予想外の発言に、5秒くらい時止まった。普通に、え？黒田くんもしかしてそれって嫉妬？なにそれ･･･絶対私のこと好きじゃん。もう！早く付き合おうよ･･･！
「 なにそれ可愛すぎる 」
『 ･･･おれ勇気出して言ったんだけど！ 』
「 ･･･････････････心臓いたい 」
『 も〜桃瀬ちゃん！！ 』
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作成日時：2024年2月27日 4時
