2年1組(4) ページ5
新学期あるあるの自己紹介を聞きながら、朝廊下で
友人に言われた事を思い出す。
隣の角名君と、宮治の自己紹介の時、女子が色めき出した。
稲荷崎高校男子バレー部は強豪校の1つだ。
前の席の佐藤アカリちゃんの言うことには2人ともスタメンで人気の選手らしい。
アカリちゃんは宮ツインズの侑君のファンだが、「目の保養ー」なんて言いながらニコニコしていた。
アカリちゃんに「侑君知っとる?」と聞かれ「噂は聞いた事あるけど、実際は見たことない」と答える。
アカリ「えぇ?!さっき治君と話してたからてっきり知ってるのかと思ったんやけど?!」
「あはは。あんまり、食堂とか行かないからかな??」
アオイ「アイはな、デカい人ちょっと苦手なんよね。」
アオイちゃんも会話に入ってきて女子トーク(笑)
昼休みのスタートです。
アカリ「そうなんや、それで朝スナ君見て固まってたんや。」
「固まってたのバレた??」
アカリ「バレとったぞ(笑)めっちゃ見上げてた(笑)」
そんなことより、私は気になっていることがある!!!
「アオイちゃん、右側の眉毛消えてるよ(コソッ)」
アオイ「あ!朝練終わった後、バタバタしてたからな。忘れてた!」
アカリ「陸上部、汗かくもんね。タオルで擦ったりしちゃうしね。ウチも水泳部だから、よくあるわ。部活の後は顔面ヤバいで(笑)」
「アカリちゃんは水泳部なんだ!ウォータープルーフとか使ってもダメなの?」
などと話しながら、私とアオイちゃんは向かい合ってメイクの準備をする。
アカリ「あんたら、何するん??」
アオイ「あ、そっか。アイはメイク上手だから時々やってもらってんの!」
「えへへ、人にメイクする事があって、上手になりたいなと思って勉強and練習中です!」
と言いながら、目をつぶるアオイちゃんにアイシャドウ・アイライン・アイブロウとメイクを施していく。
アオイちゃん、マスカラは部活でどうしてもパンダ目になるから嫌いって言ってたから、以上3点で終了。
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作者名:ぺーやん | 作成日時:2020年5月9日 19時