2年1組(2) ページ3
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クラスの表札を確認して入る。
黒板に座席表が貼ってあり、自分の席を確認して向かうと、知らない男子が机に突っ伏してスースーと眠っている。
もう一度、座席表を確認するが、私の席はそこだ。
アオイちゃんはまだ来てないみたいだし、どうようか。。。
○「アイ、どないした?」
「あっ、れ?治君?おはよ。治君も1組?」
治「お前、クラス表見てきたんやろ?俺の名前もあったやろ?」
「アオイちゃんがクラスだけ教えてくれて、他のメンバーはまだ知らない(笑)今年もよろしくお願いします。」
治「なるほどな。こちらこそ、今年もよろしゅう。ところで、さっきからどーしたん?」
「私の席に、知らない男子が座って寝てて、どうしたものかと悩んでたところ。」
治「ほー。席どこや?」
「あそこなんだけど、治君知ってる人?」
治「あー、スナや。ちょっと待ってな。スーナー!」
バコッ!!
○「痛たっ。。何?、、治か。気持ちよく寝てたのに。まだ時間じゃないじゃん。」
と彼はスマフォで時間を確認しながら治君を睨む。
治「スナ、そこお前の席と違うで。アイの席や。」
スナ「アイ??」
首を傾げながら治君の後ろに居た私を覗いてくる。
めっちゃ体傾いてますけど!!!
そして、寝てるの起こされたからって睨んでこないで!!
治「あ、アイ、これ睨んでるとちゃうから。スナのフツーの目付きやから。」
「そ、そうなんだ。」
治君にビビってるのバレた。ナゼ?!
って、挨拶もせず、私失礼な人だ!!
「あっと、須田アイです。よろしくお願いします。そこ、私の席みたいで。。。」
スナ「角名倫太郎です。ご丁寧にどうも、こちらこそよろしく。ごめんね、今退くね。治、俺の席どこ??」
治「そんなん俺が知るか。須田と角名なんやから、1個後ろか隣やろ。」
スナ「そうだね、、、隣みたいだ。改めてよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
治「お前ら標準語で変な感じや。」
なんて言いながら治君は菓子パンの袋をバリッと開けて食べ始めた。
…アオイちゃんまだかな。。。
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作者名:ぺーやん | 作成日時:2020年5月9日 19時