球技大会(その裏で1) ページ19
治「アオイー、あんま気にすんなや。多分捻挫やから、2週間くらいで治るだろ。」
アオイ「せやけど、2週間も部活出来んくなるんやで?!」
ピコンッ♪
アオイ「アキから連絡きた!捻挫で2週間の安静やって。。。骨折じゃなくて良かった!」
ピコンッ♪
アキ「アオイ、心配してくれてありがとう!大丈夫だよ。それに、ウチ、水泳部だからそんなにナーバスにならなくてもええんよ?また一緒にチームスポーツやろな!」
治「アオイ、大丈夫やろ?」
アオイ「うん!」
スナ「それにしてもアイ、応急処置早かったね。」
アカリ「それな!手際良かったし。」
アオイ「ウチ、去年の事思い出したわ(笑)」
治「…おい、アオイ?」
アケミ「去年何があったの?」
治「去年も似たような事があって驚いたって話。」
スナ「ふーん??」
アカリ「アイの手は魔法の手だね!」
スナ「治、去年、捻挫してたよね?」
治「アホツムの間違いじゃないか?」
スナ「そういう事にしといてやろう。」
【治side】
去年の球技大会の練習中、俺も捻挫してアイに応急処置をしてもらったことがある。
新しい学校、新しいクラス、新しい友達、新しい部活の環境等で、疲れが溜まって油断してしまった。
「しもた!」と思った瞬間、既に手遅れで、グキっと嫌な感覚。
バレーやっててならまだしも、体育でかよ。。。
「あの、足大丈夫ですか??」
治「あん??」なんや?ほっとけ!今それどこじゃ。。。
「座って靴と、靴下脱いでください。」
治「あ、あぁ。」
「ちょっと触りますね。痛みますか?」
治「!!そっち側が痛いわ。」
「分かりました。湿布貼るので冷たいですよ。」
治「随分手慣れとるな。マネージャー経験者かいな?」
「そんな立派な仕事はした事ありませんねぇ。」
治「じゃ、男バレのマネージャーやってくれん?」
「は?」
治「え?」
「「………」」
「ほ、保健室へは誰か別の人と行ってください!それじゃ!」
アオイ「アイー!ウチらの順番来んで〜!」
「はーい!今行くねー!」
治「アイ、、アイちゃんね。」
これが俺とアイとのファーストコンタクト。
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作者名:ぺーやん | 作成日時:2020年5月9日 19時