球技大会(6) ページ14
宮ツインズのサッカー対決は、他の種目競技やってないんじゃないかってくらいギャラリーが集まってた！
そして女子の応援の大きさよ。。。
アイドルのライブみたいに名前が書いてあるうちわ持ってる人が多くて、私は「え？治君たちアイドルなの？」とアカリちゃんに聞いたのが間違いだった。
アカリちゃんもしっかりと「侑♡」と書かれたうちわ持参であった。
試合前、円陣組みながら「勝つのは2組じゃー！」なんて掛け声かけてて、ドラマのワンシーンみたい。
キックオフのホイッスルなる前までは、宮兄弟恒例の喧嘩が開催されてましたが、先生に怒られて、試合開始。
治君も角名君も、「ほんとにバレー部か？本当はサッカー部だったんじゃないか？」ってくらい上手にドリブルしたり、パスを繋げたりしていく。
治君は背も高いから、空中戦もお手の物。
角名君のスローインなんて、コートの端まで届くんじゃないかって飛距離を出してた。
そして意外だったのが、侑君はキーパー！
侑「お前のシュートは俺が止める！」
侑君何本も何本もシュートを止めて、なかなかゴールネットは揺れない。
うちのクラスもキーパーは現役サッカー部キーパーだったので、スーパーセーブが続き、ゲームは膠着状態。
前半・後半・ロスタイムも引き分けのまま、PK戦へ。
侑君の集中力半端ない。視線のフェイントなんて、関係なく、ボールのコースを読む。
1本目、決めたのは角名君！
私の隣でアカリちゃんが「侑君ドンマイ！」と叫んでいる。
アカリちゃんよ、クラスの応援は？？
侑君のクラスも決めて、1-1。。。
大トリ治君の登場！
宮兄弟直接対決、、、
みんなが息を飲んで見守っているかな、ホイッスルが1つ。
治君が左袖を握ってから、助走に入る。
ズシャッ
ボールがゴールネットを揺らし、2年1組の決勝進出決定！
クラスのみんな、治君に駆け寄る！
治君、ぐちゃぐちゃにされながら整列して、相手チームのラストはしっかり止めて、試合終了となりました。
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作者名：ぺーやん | 作成日時：2020年5月9日 19時
