球技大会(3) ページ11
厳しい練習を重ね、球技大会当日。。。
私は朝からみんなの間を行ったり来たり、大忙し!
今年のクラスでも、私のメイクの技術が認められ、今日は朝からクラスの女子に順番にメイクをしているのだ。
アケミちゃんは私と一緒に回りながら、ボディペイントとか、クラスTに落書きなんかをして、みんなの士気を高めている。
アオイ・アカリ「「おっはよー!」」
球技大会の女バレメンバーと治君・角名君が最後の練習を終えて教室に入って来た。
アキ「みんないつも以上に可愛ええやん!アイ、ウチらにも早う!」
「はいはい!みんなは休憩しながら、顔だけこっち向けてね!」
アケミ「バレーだと、ボディペイント二の腕かな??」
と、ガヤガヤと熱気に満ちた教室で準備していく。
スナ「男子もボディペイントやってんの??」
アケミ「ご希望があればすんで!」
治「汗でドロドロになりそうやから、Tシャツだけでええわ。」
アケミ「ほな、Tシャツ貸して!」
治「おん、よろしゅう。」
アケミ「スナはどないすんねん?」
スナ「はい、よろしく。」
私がみんなのメイクを終えたところで、担任が教室に入って来た。
担任「お前ら、気合い入っとんなぁ〜。2〜4組はこんなんじゃなかったで(笑)治ー、スナー、はよクラスT着替えー。他の奴らはグラウンドなー。」
HRが終わり、席を立とうとしたら角名君に
スナ「アイも何か書いてよ。クラスT。」
とペンを渡された。
んー、何書こう。。って時間無いんだよね。
角名君、これに着替えなきゃだし!
無難に「FIGHT!」と書いて角名君に返却。
スナ「ありがとう」と目を細めて微笑まれました。。。
色気閉まってください。鼻血出そうです。
治「スナ行くでーってずりー!自分だけアイに書いてもろてる!俺のも書いてや!」
と、治君はTシャツを着たままかがんでくる。
着たままだから背中に書こうとしたら、
治「背中だと見えへんから、ここ。」と言って左胸を指さすが、書きにくくないか?
治「ってのは冗談で、袖に書いてや!」
左袖に先程と同じ「FIGHT」と書き込む。
アオイ「アイー!忘れもん無い?」
「うん!行こう!じゃ、頑張ろうね!」
と、2人に伝えアオイちゃんとグラウンドに向かった。
治「スナ、怖い空気閉まって。冗談やってば。」
スナ「…」
治「スナも嬉しいくせに。。。」
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作者名:ぺーやん | 作成日時:2020年5月9日 19時