2年1組(1) ページ2
今日から新学期。
新しいクラスは、高校から仲良しのアオイちゃんが『アイはウチと同じ、2年1組やったで!』と朝の7時にLINEが来た。
アオイちゃんと同じクラス、、、
今年も楽しくなりそうだ!
と、言うかアオイちゃん朝早いな。
陸上部、朝練あったのかな??
「今年は1組だってー!アオイちゃんから連絡来た!」
母「良かったじゃない!今年もよろしくって、しっかり挨拶するのよ。」
「はーい。それじゃ、行ってきまーす!」と、母親に挨拶をして、自転車に跨る。
母「今日も夜まで先生の所ね。気をつけて行ってらっしゃい!」
ワタクシ、須田アイは中学までは東京に居たけど、とある理由と両親のゴリ押しで高校から兵庫県に引っ越して来ました。
他県の高校入試だったから、滅茶苦茶勉強頑張った。
入試当日、周りの関西弁に圧倒されて暗記した単語がいくつも吹っ飛んでいったのも今ではいい思い出だ。
進学を稲荷崎高校に決めたのは、とある理由の場所から近かったから。
自宅も自転車で丁度いい距離。
2年1組の駐輪場に自転車を停めて、新しいクラスを目指す。
廊下では去年のクラスメイト達に会った。
「おはよー!」
友人「アイおはよー!何組やった??」
「私は1組だったー。そっちは??」
友人「1組?!アイはラッキーやな。ウチは3組やから、体育では一緒やな!」
「ラッキーとは??」
友人「おっ、向こうで呼ばれとる。何がラッキーかは、クラス行けば分かるで〜!」
と、去年のクラスメイトは新しいクラスに入って行った。
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作者名:ぺーやん | 作成日時:2020年5月9日 19時