ゲームを始めようぜ

15話 ページ15

「昨日お前と会って違和感が確信に変わった、最後に１日くれてさんきゅー…友達も見届けたし、満足…」


「未練タラタラで何言ってんだよ、第一お前は俺と現実の世界に帰るんだ」


「…帰る…？



まさかァ」


「ダーマ」


「お前が来た時ああ、やっと来たんだと感じたよ

よく夢を見てたから…その夢は俺は孤独で、孤独で、孤独で…でも、それは夢じゃなくて…

この世界が全部偽物であの夢の世界に行くんなら…この世界と一緒に消えてしまおうと思うんだよ」


「…百歩譲ってお前の夢は最悪かもしんねぇ、その夢にちゃんと俺いた？

俺の他にも似たようなヤツがあと5人

…忘れたのか？お前の大切な連中じゃん、それに俺だってダーマのことを大切に思ってる」


「嘘だ、俺にそんな仲間なんていない、だって俺は、、、」


「お前この世界に来てもそんな感じか？この世界も細よかな幸せだよな、ザカオの世界も、モトキの世界もすごかったしな

お前が思うよりお前はダメじゃないしそりゃお前は人付き合いが苦手だった方だけど、、、、


いるじゃん、俺らが」



パキンッ！！





「違う！違う違う違う！！みんながいるんじゃない！みんなしかいないんだ！

偽物の世界に縋り付くなんて惨めだ…！でも向こうの世界に戻ったらもっと惨めだ！俺みたいなゴミなんかに未来なんてないだろ！ここで終わらしてやる！」



「…そんな勇気ねぇ癖にくだらねぇ事言うなよ」

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