28話 ページ36
放課後。
『…何か用なの?』
どーも。神崎です。
クラスに呼び出されましたので、教室ナウです。
そんな暇あるなら、勉強しろや。
教室に残ると綾人君に話したら、やめておいた方が良いと言われたけど、行く。
綾人君には、廊下で撮影していて貰う。
井本以外のクラス全員だと圧が凄いなぁ。
｢あのさぁ、よく裏切っても学校来ようと思うよね。あたしだったら、恥ずかしくて外も歩けんわ。｣
｢謝りもしないとか、お前化けモンなん?人の心を持ってないよな。｣
ボンッ!
『カハッ』
空手部キャプテンの奴に蹴られた。
｢うわ、うけるwwあの国民的子役の月村優が腹抱えて転げてるww｣
｢謝れよ!｣
謝れゴールが聞こえる。
｢うぜぇ!｣
その言葉を境に、殴られて、蹴られて、散々だ。
廊下をちらっと見れば、綾人君が、今にもこっちに来そうだから来ないで、と合図した。
リンチされてるな。
｢止めなさい!｣
今回はナイスタイミングじゃん。
…五十嵐先生だ。
その言葉を境に意識が遠のくのを感じた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
黒い闇を歩く。
どこまでもどこまでもまるで墨で塗りつぶしたように真っ黒な。
ここはどこだろう?
私は誰?
｢玲奈｣
懐かしい声が聞こえた。
『…お母さん! お父さん!』
思わず、駆け出す。
｢一緒に暮らそう!
｣
お母さんとお父さんはにこやかに笑っている。
＿これでいいのか?
＿大丈夫なの?
立ち止まる。後ずさりする。
その瞬間、両親は悪魔のような顔になった。
｢暮らそう暮らそう暮らそう｣
『ヒイッ』
慌てて駆け出す。
2人は恐ろしい速度で追ってくる。
違う。あんなの両親じゃない。
｢玲奈!｣
『綾人君!』
見上げれば、上から光が差し込んでいる。
｢これにつかまって！｣
光の所から、梯子をたらしたてくれたので、つかまる。
ヒュン!
両親みたいな奴につかまる直前だった。恨めしそうな顔を2人はして、消えた。
光に到達すると、景色がゆがみはじめた。綾人君も、闇も、絵の具で混ぜたようになくなっていく。
｢またね。｣
消える直前、本当の両親の声が聞こえたような気がした。
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作者復活！
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綾部伊沙(プロフ) - ユッビーさん» 神作……！? それは嬉しい……ありがとうございます! （読むの速っ) (2022年2月13日 11時) (
レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユッビー - イベントから来させていただきました！これぞ、私の求めていた作品です✨神作…！右星失礼します。 (2022年2月13日 11時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
霊珠 - file:///C:/Users/kiyoko/Desktop/uragiri.jpg どうでしょうか？ URLをコピーしてアドレスバーに貼りつければ見れると思います！ (2021年12月12日 15時) (レス) @page47 id: cd0b4d89fe (このIDを非表示/違反報告)
綾部伊沙(プロフ) - 霊珠さん» あれ、私のがおかしいのか……？ 見れないだと……？ すみませんがもう一回はってもらっても……？ (2021年12月12日 11時) (レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
霊珠 - file:///C:/Users/kiyoko/Desktop/uragiri.jpg 描けました！ 見れますかね……？小さくてゴメンなさい！！ (2021年12月12日 10時) (レス) @page47 id: cd0b4d89fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾部伊沙 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/
作成日時：2021年11月9日 19時
