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HRが終われば急いで教室を出た
「一緒に帰ろ」と誘われてからの授業はうわの空で
気分はふわふわと浮いていた
30分に校門で待ち合わせ
その言葉がぐるぐると頭を支配していた
待ち合わせがこんなにも待ち遠しいと思った事は
この瞬間が初めて
「あ、ヌナ〜〜！」
校門にはもう既にグクがいて、
ピョンピョンしながら手を振る姿はもうウサギ
高鳴る胸を抑えてグクの元に駆け寄った
「何分待った？」
「今さっき来たとこ」
「よかった」
行こっか、と言われて歩きだそうとしたら
手に熱を持った感覚がして振り返った
「手、にぎっててい？」
その熱の正体はグクの大きくて男らしい手で
握られた私の手はすっぽりと収まっていた
その言葉に私はどぎまぎしながらも小さく頷いた
照れてる姿が可愛くてつい鼻の下が伸びそうになってしまうのを抑えた
「はやくいこ」
そう言って手を引けばそのまま歩き出した
久しぶりに隣を並んで歩く
中学生の時は私と同じくらいの身長だったのに
いつの間にか伸びていて、とっくに差をつけられていた
10センチ下から見るグクの横顔に胸がきゅう、と
音を立てた
すっかりイケメンになっちゃってさ
「なに？」
その声で横顔を見つめすぎていたことに気づく
目が合えば目尻に皺を寄せてふふ、と笑った
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(名前)いおり(プロフ) - 最初から最後まで全部読みました！今までで1番感動したかもです笑このストーリーと私で似ているとことが多くて気づいたら涙が笑ありがとうございます (2019年2月13日 2時) (
レス) id: 2e0b7ed5b9 (このIDを非表示/違反報告)
yuzukipuripuri0(プロフ) - ちょっとぴょんてなだけじゃなくて、ストーリーがあって、何度も泣かされました！ありがとうございました。 (2018年4月7日 21時) (レス) id: e71d877194 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 完結おめでとうございます！！ (2018年4月2日 15時) (レス) id: 61a89b26ee (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - zundaさん» ありがとうございます！ (2018年3月26日 12時) (レス) id: 6bf3a80c02 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新待ってます！！頑張ってください！！ (2018年3月26日 12時) (レス) id: 61a89b26ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：む | 作成日時：2017年10月22日 11時
