ご近所食堂【SVT】[完]

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『………あーーっ!!』


鍋を焦がしたとか、分量を間違えたとか
カンAが犯した失敗はそんなものではない。






『………絶対余っちゃう…、
すっかり忘れてた…うう、』



今日からワールドツアーで要らないと言っていたにも関わらず、つい手を動かしていると増えていく材料の量。

冷蔵庫にわざと少なく買っておいた材料が見事に無意識に消えていた。





どうしよう。
廃棄だけは絶対にしたくない。

…さすがに1人で数人前は…





悩みに悩んだカンAは、
とあるアドレスに電話を掛けたのだった。




『お忙しいところすみません、
実はかくかくしかじかで………』

「いえいえ。でしたら、」





"後輩グループに持っていってくださると…
凄く喜ぶと思います！"




ﾖﾝｼﾞｭﾝ「すみません、凄く助かります。」

『いえいえ、』

ﾎﾞﾑｷﾞｭ「わぁ、匂いだけでご飯3杯食べれそう…!!」

ｽﾋﾞﾝ「ありがとうございます、本当に。」




とぅばの皆さんがピンチヒッターとして現れてくれたのだ。こちらとしても大いに助かってひとまず安心した。









一方宿舎に戻ったとぅばは、



ﾋｭﾆﾝｶｲ「……え、何これ超美味しい!!!!」

ﾃﾋｮﾝ「ご飯おかわり〜。」

ﾖﾝｼﾞｭﾝ「…せぶち先輩毎日こんなの食べてるの??マジで羨ましい……」

ｽﾋﾞﾝ「スングァン先輩にカトクしてみようっと。」


あまりの美味しさに感嘆するあまりに、
せぶんてぃーんに画像を送信した。









SG「ヤァァァァ!?」

JN「わ〜麻婆豆腐だ食べたい。」

MH「絶対美味しいに決まってんじゃんこんなの。」

HS「洋食食べてるのに中華食べたくなったじゃん!!」







JS「会社の食堂のスタッフに勧誘したいです、だって、」

JH「アンデ。」

DK「…気持ちは分かるけど。
思ったより結構ベタ惚れなんじゃ…、」

JH「ドギョマお前これ全部飲めよ。」

DK「えーーーっ!!度数強いやつ…」

JH「今すぐ帰って食べたいな、帰ろうかな、」

SC「こらこら、」








JH「………おれたちのシェフだもん、」

MG「ヒョン。あんまり独占欲強かったら嫌われるよ？」

JH「…ミンギュや、いっとく？」

MG「…遠慮しまーす…。」





滅多に飲まない男、ユンジョンハン。
この日は珍しく酔って、




JH「ほんっと、よく出来たシェフだと思わない？
ウジや聞いてる？」

WZ「はいはい聞いてます。(棒)」




開き直ったようにカンAのことを語ったとか…

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