【リボーン】三浦ハルに成り代わった少女は世界一のサバゲーマー PART6【成り代わり】 (ページ43)

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うーん…でもこのまま帰るのもなあ…。
応接室から出たものの、どうするかと悩む。

あ、そうだ。

私はくるりと振り返り、もう1度応接室の扉を開けた。

貴方「ヒバリンヒバリン!」

雲雀「何?忘れ物?」

ちょっと待ってよ〜、と言ってお菓子の入っているポーチを取り出す。
どれにしようかな〜…これでいっか!←

貴方「はい、ヒバリン。今日はありがと」

雲雀「飴…と、チョコレート?」

いちご味のチュッパチャプスとチロルチョコ2粒を彼の手の平に置いた。
じゃあまたね、と応接室を出た。

貴方「むっくん達にもお菓子買って行こうかな〜」

むっくんやクロームちゃん、柿ピーとは何話そうかなあとか、ワンちゃんとどう遊ぼうかなあとか。
そんなことを考えていたからか、今日は足取りが軽かった。

この日の夕日はいつもよりキラキラと輝いて見えた。

○ ● ○ ●

特に何も考えず、無心で目の前の仕事をこなしていく。
そんな中、少し早めのノック音が聞こえた。

雲雀「入って」

草壁「失礼します。委員長、お呼びですか?」

雲雀「Aが用事で帰ったからね。代わりに呼んだ」

それだけ言って、再び手を動かした。

彼が来てからどれぐらい時間が経っただろうか。
2人とも話すこともないため、いつもAがどれだけ騒がしいのかを改めて実感した←

そう言えば、と思ってAがくれたお菓子を見る。
どこにでも売ってる安いお菓子だ。

この飴、何味だろう。それより、僕甘いの苦手なんだけど←

草壁「それは…Aさんからですか?」

雲雀「そうだよ」

せっかくもらったから食べてあげようと思い、包みを開けた。
白とピンク色が混じった飴。あ、いちごだ。

そう言えば、たまにこういう飴を舐めながら仕事してたっけ…。
飴を舌で転がしながら、ぼんやりとAのことを思い出す。

雲雀「…あっま」

甘過ぎる。
だが、その甘さがなんとも心地よかった。