フィールド263 ページ39
Aと別れてから校庭に行くと、そこは酷く荒れていた。
地面は崩壊し、爆発による黒煙が立ち上り、火も出ている。
まずはあの腕を取るか…。
暴れているモスカの背後を取り、腕をもぐ。
超ツナ「おい、デクの棒。お前の相手はオレだ」
すると、モスカは背中からミサイルを出す。
モスカは標的をオレにしたらしい。
好都合だ。
_____「中に人が入っているんだ」
Aの言葉を思い出す。
側だけ壊すだなんてどうすれば…。
……ん?"側だけ"…?
そうか!!
少し時間はかかるが、中の人を傷付けずにするにはこれしかない!
山本「ツナのやつ…何してんだ…?」
獄寺「10代目!どういうおつもりですか!?」
オレはモスカに死ぬ気の炎を当てて行く。
少しずつではあるが、炎の熱を使って溶かすつもりだ。
ふと周りを見ると2人だけじゃない。ほかの人たちも不思議そうにしている。
だが話をしているほど余裕がない。
!!もうすぐだ!中の人が見えてきた!
少しずつ、少しずつ。
中の人が顕となっていく。
そして、ゴッと音を立ててモスカが崩れた。
中の人が倒れそうな所を支え、地面に寝かせる。
ツナ「え…こ、この人……9代目…!?」
そんな…まさか9代目が中にいるだなんて……!!
バジル「そんな…なぜここに!?」
リボーン「だが、外傷はない。よくやったぞ」
獄寺「ど、どういうことですか…?」
モスカから人が出てくる。
そんな残酷な状況を理解できずにいる周りは困惑していた。
そうだよな。オレもAから言われた時も耳を疑ったし…。
リボーン「9代目はゴーラ・モスカの原動力にされていたんだ」
その事実に周りは言葉を失う。
息を飲む音さえ聞こえた。
リボーン「だが、さっきも言ったがツナのお陰で外傷はない。死ぬ気の炎の使い過ぎで意識を失ってるみてーだ」
脈を測りながらリボーンは言う。
その言葉を聞き、安心して胸を下ろした。
ツナ「よかった…」
XANXUS「よくも9代目を!!!」
そんな中聞こえたXANXUSの言葉。
どういうことだと驚き、思わず振り向いた。
XANXUS「9代目へのこの卑劣な仕打ちは実子であるXANXUSへの、そして崇高なるボンゴレの精神に対する挑戦と受け取った!!
貴様を殺し、仇を討つ!!」
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作者名:クレヨン | 作成日時:2020年9月21日 5時