【リボーン】三浦ハルに成り代わった少女は世界一のサバゲーマー PART6【成り代わり】 (ページ38)

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フィールド262 ページ38

息を切らしながら走る。
早く、早く伝えなきゃ…!

口の中が血の味がするが、なんとか足を止めずに走る。

辿り着いた場所は並中の裏山。
家で盗聴器を通じて争奪戦の様子を伺っていたが、今日が雲の守護者の対決になってしまった。

リボーンやツナもいるとばかり思っていたが、聞いているといないらしい。
それからは部屋着のまま家を飛び出した。

貴方「リボーン!!!」

ツナ「え、A!?」

リボーン「どうした」

貴方「争…っ奪戦が…!!雲に…っ!!!」

リボーン「まずいな。早く並中に行くぞ!」

ツナ「え、ちょ…!てか、なんでAが争奪戦のこと知って…!?」

焦る私とリボーンだが、知らないツナとバジルは混乱している。
いいからさっさとしろ!とリボーンがツナの背中を蹴って並中まで走らせる。

ツナ「てか今日って山本とあのロン毛がするんじゃ…!?」

貴方「チェルベッロが急遽雲の争奪戦に変更した!
ごめん、もっと早くに言っとけば…いてっ」

私の肩に乗っていたリボーンが、頭を軽く叩く。
え、ごめん!?←

リボーン「後悔は後だ。それにAがいなかったら知りもしなかったからな。
それにディーノ達にはもう伝えている。多分今頃向かってるぞ」

貴方「…ごめん、ありがと」

バジル「2人はなんの話しをしているのですか…?」

貴方「……ゴーラ・モスカは人の死ぬ気の炎を原動力として動いている。
要するに中に人が入っているんだ」

その事実にツナとバジルも驚く。まあそうだよね、普通思わないし。
すると、並中の門が見えてきた。

…取り敢えず、伝えることは伝えておこう。

貴方「ツナ!モスカの側だけ壊すことってできる!?」

超ツナ「…わかった、やってみる」

そして、ハイパー死ぬ気モードとなったツナは飛んで行った。
銃声や爆発音がこちらまで聞こえてくる。少し心配だが、ツナなら大丈夫だ。

貴方「じゃあ、私は帰るよ」

バジル「…来ないのですか?」

貴方「うん、ツナなら大丈夫でしょ」

リボーン「ああ、あいつはここ数日で格段に強くなった。まだまだ弱っちーがな。
サンキューな、A」

貴方「いえいえ、じゃあね」

久々にこんなに走った…。
もうやだ。疲れた。何もかもめんどくさい。
そう思い、家に着いてからソファーに倒れ込んだ。