フィールド243 ページ19
「なになに?スクアーロの知り合い?」
私とスクアーロさんが話していると、スクアーロさんの後ろからひょっこりと現れた、目元が隠れるまで伸びた前髪とティアラが特徴的なベルフェゴール。
そんな彼に抱きしめられている、フードで顔を隠している赤ん坊、マーモンもといバイパー。
可愛い可愛いハッピーセットだね←
スク「この間日本に来た時にちょっとなぁ゙…。
あの時は随分とナメた態度取って…」
貴方「じゃあ、さようなら!永遠に!!←」
これ以上話したら面倒なことになると私の第6感が告げたため、スクアーロさんの言葉をさえぎって帰ろうとする。
スクアーロさんが怒っていることは重々承知です←
ベル「あれ?なんかスクアーロの隊服汚れてね?」
ベルフェゴールさんの言葉に、回れ右した体を元に戻す。そして、スクアーロさんの隊服に目を向けた。
黒く艶やかな革でできたコート。そこには大きなシミが付いていた。
……あれ?このシミって私のコーヒー牛乳じゃね…??←
恐る恐るコーヒー牛乳の中身を覗くと、さっき開けたばかりにしては極端に少ない。
そして、彼の性格上シミを付けたままなんてことはないだろう。
貴方「…い、いいデザインですね←」
スク「ゔお゙ぉい!!!デザインなわけあるか!!
このクソガキァ!!」
貴方「ごめんなさい!!」
左手に括り付けられた長剣を振るう。
それをジャンプして軽々と避け、塀の上に着地した。
貴方「あ〜…一応聞きますけど、それっていくらぐらいしました…?」
スク「値段じゃねぇ…!これは誇り高きVARIAの隊服だ!!」
つまり自分の誇りを汚されたと…?
なるほど、スクアーロさんって意外と…いや、予想通りの熱血漢だな←
「おい、てめーら。いつまでふざけてやがる」
スクアーロさんへの認識を再確認した時、そんな無愛想な言葉が聞こえる。
低く、唸るような声。そしてまたも聞き覚えのある声だ。
ゆっくりと声の方を見ると、やはりいつぞやに出会った迷子の迷子のXANXUSさんだった←
深い真紅の目がぎろりと睨んでおり、その目だけでもそこら辺の人を殺せそうだ。
貴方「彼も怒ってますし、私はこの辺で〜…」
XANXUS「何言ってやがる。
お前もついて来い、コニーギエット」
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作者名:クレヨン | 作成日時:2020年9月21日 5時