【リボーン】三浦ハルに成り代わった少女は世界一のサバゲーマー PART6【成り代わり】 (ページ16)

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フィールド240 ページ16

ディーノ「じゃあ、話すぜ」

ディーノさんとロマーリオさんは持参したパンを、私とヒバリンはそれぞれのお弁当を食べながら話をしていく。

マフィアやボンゴレファミリーのこと。

ツナが10代目候補のこと。

そして、ボンゴレリングのこと。

ディーノの説明は随分と噛み砕いて、それでいて簡潔ですごく分かりやすかった。
この人、案外教師とか向いてんじゃ…?

ディーノ「大まかに話したらこんなもんだな。
恭弥、事の順番を間違えたことは悪かった。だが、その雲のリングに相応しい奴はお前しかいない。
時期ボンゴレファミリーの一角となってくれ」

ディーノさんの頼みを聞きながら、指輪で手遊びをしているヒバリン。
その様子は我関せずと言いたげだ。いや、どうでもいいの方が合っているか。

雲雀「ファミリーとかマフィアとか。僕にとってそんなことはどうでもいいよ。
それに、僕は群れることが嫌いだからね。
でも、このリングがあれば強い奴らを咬み殺せるんでしょ?
だったら持っといてあげるよ」

ディーノ「…え、つまり……?」

貴方「ファミリーに入るのは嫌だけど、リングは持っとくってことですね」

ディーノ「本当か!?助かるぜ!」

リボーンにでも報告しに行くのか、「ちょっと待ってろ」と言って携帯片手に席を外した。

雲雀「ねえ、Aはこの話知ってたの?」

貴方「まあ…成り行きで?リボーンに勧誘されてたし」

雲雀「…それで、君は入ってるの?そのボンゴレファミリーってのに」

貴方「いや?めんどくさそうだしなって←」

私の答えに、彼はふぅんとさも興味なさげに相槌を打った。
いや、ヒバリンから聞いたことじゃん!?

ディーノ「待たせて悪かった!午後は何時から始めるか?」

雲雀「今」

既に昼食を終えていた彼は、すっくと立ち上がりトンファーを構える。
闘争心を隠しきれていないヒバリンに少し呆れながらも、じゃあやるかと塔屋を降りていった。