フィールド275 ページ5
ツナ「うっわ、さむ」
時刻は22:00。今日も母さんにバレないよう、息を殺して家を出る。
中に一応ヒートテックを着ていたが、今日はいつもより冷え込んでいた。
ふと上を見上げると雲ひとつない夜空に星が点々と輝いている。
今日、満月なんだ…。知らず知らずのうちにぽつりと呟いていた。
リボーン「月の守護者、ちゃんと来るといいな←」
ツナ「えぇー!?来ないなんてあるの!?」
リボーンからの発言に驚きを隠せない。
そんなこと思いつきもしなかったからだ。
リボーン「わざわざ自分から殺し合いに行くわけねーだろ。
リングが渡っているのは確かだ。だが、来るという保証はどこにもない」
リボーンのもっともな発言に何も言えずにいる。
確かにそうだ…。リング争奪戦だなんて、受け取った人からしたら知ったこっちゃない。
来て欲しいけど、無駄な戦いはいやだなあ…。
そんな複雑な気持ちを抱えながら並中の門をくぐった。
ツナ「んな…!?なんで骸とヒバリさんまで…!!?」
てか2人はなんか戦ってるし…!!
聞くと、月の守護者が気になったと2人して言う。
それから真似をするなと再度戦いが始まった←
どうしようとディーノさんを見るもののお手上げらしい。
流石のディーノさんでも無理か、と戦う2人を呆れた顔で眺めていた。
取り敢えず揃ったということで対戦場所へと向かう。
今回もグラウンドでやるみたいで、行ってみると…
ツナ「何も…ない……?」
そう、何もないのだ。仕切りすらもない。
オレらがぽかんと見ていると、チェルベッロが説明を始めた。
チェル「今回のフィールド範囲は並盛中の敷地内全体です。校舎内へ行っても構いません」
チェル「月の守護者の使命は「多面的な姿を見せる、神秘のベールに包まれた孤月」。
ゆえのフィールドです。その方が、彼らは牙を向き、本性が見え始める…」
"牙"…?"本性"…??
チェルベッロの言葉に疑問を抱いていると、どこかで聞いたことあるような声が聞こえた。
…え、あの子って……!?
「じゃあ校舎行きたいな〜!僕鬼ごっこだーいすき♡」
え、あの子って…!!?
まさか…_____
ツナ「エリ…ちゃん……??」
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暁月臨(プロフ) - この作品大好きです!!更新心待ちにしています!!応援してます頑張ってください!!! (6月3日 14時) (レス) @page7 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - この小説好きすぎて一気読みしました!続きたのしみにしてます! (2021年11月26日 4時) (レス) @page7 id: 65a4e6fd11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クレヨン | 作成日時:2021年11月6日 13時