24 何をどうしたらそうなるのだ ページ27
「･･･説教されてる？」
『･･････ふん、めんどくさいことになってるわね』
緑谷のボール投げの時。
主杯Aと近衛のイシュタルは緑谷の様子を眺めていた。
無論、イシュタルの合いの手なんてAには感じ取れないが。
しかし天舟であるマアンナの魔力は強いのか、Aはチラ見程度であるがイシュタルの方を見ている。
当然、イシュタルはチラ見されてることに気づいてないが。
「SMASH！！！！」
そんな掛け声が聞こえ、Aは目を見張った。
ボールは凄い音を立て、遠くへ飛んだ。
Aが驚いたのはその飛距離もあるが、大本は緑谷自身だ。
個性を使っての記録だから。
Aの知る出久は“無個性”で、このような記録を出すことは不可能だと思っていたからだ。
この個性把握テストは緑谷には難関じゃないかと考えはしたものの、合格してるからどうにかするかとすぐ考えたのだ。
結果としてはAの予想通りとなった。
･･･過程は全く違うが。
「まだ、動けます！！」
緑谷は相澤に、怪我をした指を抑えながら申告する。
個性を使う時にやらかしたのだろうか。
『ふぅん･･･。ガッツあるじゃない』
「すっげぇ･･･。
出久、凄いね･･･」
Aに緑谷の個性が何なのか分からない。
だが、Aは素直に緑谷を褒めたたえた。
昔からそうだ。
Aは幼馴染らしい幼馴染だからなのか、緑谷の成長はすぐに分かるのだ。
爆豪が緑谷につっかかり、相澤に止められてる時。
Aは我関せずと緑谷について考えていた。
「･･････なんで、いきなり出たんだろ･･･」
そこだ。
爆豪も求めるそれの説明だった。
Aの疑問を鮮やかに解決したいイシュタル。
どうにかしようと考えるも、自分は個性についてそんなに詳しくないし分かっていたとしてもAには伝えられないのだ。
歯痒い思いをするイシュタル。
しかしAはやはり気にせず脳筋らしい結果を出した。
「･･･まぁ、突然変異ってことか」
『何をどうしたらそうなるのマスター！？』
思わずイシュタルはツッコミをいれる。
何をどう考えれば突然変異となるのだろう。
確かに突然訪れた変異だが。
･･････あれ、当たってるんじゃないか。
イシュタルがそう真面目に思い始める。
そろそろ末期である。
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きゅうり - 物凄く好きです。もう更新はなさらないんですか？ (4月5日 15時) (
レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
シツ(プロフ) - 立てばイケメン喋れば残念戦う姿はバスターゴリラ(？)ガウェイン強いですよねー (2020年6月14日 19時) (レス) id: 0ba0375d27 (このIDを非表示/違反報告)
てひつる - りさこさん» コメントありがとうございます！第六特異点ほんとにキツかったです…。ありがとうフレンドのエウリュアレちゃん…。今後ともよろしくお願いします！ (2020年1月3日 18時) (レス) id: 59b0e3aa20 (このIDを非表示/違反報告)
てひつる - Yuki@萌え探求者さん» コメントありがとうございます！初見で面白いと思っていただけて本当に嬉しかったです…！更新は気まぐれになってしまいますが、気長にお待ちください！ (2020年1月3日 18時) (レス) id: 59b0e3aa20 (このIDを非表示/違反報告)
てひつる - とろけるチーズさん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまって申し訳ないです…。ゆっくり自分のペースで更新していきたいと思うので、気長にお付き合いください！ (2020年1月3日 17時) (レス) id: 59b0e3aa20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てひつる | 作成日時：2018年3月11日 10時
