15 種族名は一応人間である ページ17
実技試験の説明会が終わり、各自指定された場所へと移動になった。
人で賑わう雄英高校。
しかし。
そんな中1人だけ別の場所で受験する受験生がいた。
言わずもがな、主杯Aである。
「異例中の異例ってめんどくせぇな･･･」
『ふはははは！凡人に引けを取らぬとは流石は余のマスターよ！！』
Aの呟きにオジマンディアスは反応するもガン無視を喰らう。
最初こそギルガメッシュやクレオパトラなどといった王族と不敬のなんのと騒いでいた。
しかし、今はもはや慣れだ。ガン無視されても話し続けるというある意味強い行動をしていた。
聞こえないAは受験会場なる部屋で1人、ストレッチやら準備体操やらを行っていた。
「時間通り来てたな。合理的だ」
一人の男の声がかかった。
Aが顔を上げ、誰かと疑う。
伸ばし放題の髪に黒づくめの服、無精髭。
みんなの担任、相澤だった。
Aは相澤の存在をうっすらと知っていた。
確か自分に推薦の話を持ち出した人。
「君の試験内容は体力テストと障害物競走。
まぁこの場合競う相手がいない訳だが」
「･･･えっ。そんな感じですか？」
素っ頓狂な声がAから上がる。
オジマンディアスは聞きなれない単語なのか反応はしなかった。
相澤は表情を変えずに言った。
「まぁ、君は異例中の異例。
“個性だけ”で推薦もらったものだからコチラとしては何も君のことを把握しきれちゃいない。
ちっ･･･合理的じゃない･･･」
ピンと来てないA。
しかしとりあえずやりゃいいんだろと持ち前の脳筋を発揮した。
「まぁいいや。とりあえず始めましょう」
「ああ。
じゃあまずは握力から行こう」
はい。と渡された握力計。
初めて握力計を見たオジマンディアスは興味深げに身を乗り出して、Aの様子を見る。
ﾒｷﾞｨｯ
ありえない音が鳴った。
雄英が採用してる握力計モデルはどんな個性の人間が使っても最低限壊れないようなものだ。
しかし今回は個性を使わない体力テストの為、一般中学レベルの上限100kgの握力計を用いた。
ちなみに相澤はこの時個性を使っている。
A自身の力がどれほどか確かめる為だ。
error
Aの右手で握られた握力計は勘弁してくれと言わんばかりに表していた。
･･････壊れた為、その表示が消えることはなくなったが。
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きゅうり - 物凄く好きです。もう更新はなさらないんですか？ (4月5日 15時) (
レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
シツ(プロフ) - 立てばイケメン喋れば残念戦う姿はバスターゴリラ(？)ガウェイン強いですよねー (2020年6月14日 19時) (レス) id: 0ba0375d27 (このIDを非表示/違反報告)
てひつる - りさこさん» コメントありがとうございます！第六特異点ほんとにキツかったです…。ありがとうフレンドのエウリュアレちゃん…。今後ともよろしくお願いします！ (2020年1月3日 18時) (レス) id: 59b0e3aa20 (このIDを非表示/違反報告)
てひつる - Yuki@萌え探求者さん» コメントありがとうございます！初見で面白いと思っていただけて本当に嬉しかったです…！更新は気まぐれになってしまいますが、気長にお待ちください！ (2020年1月3日 18時) (レス) id: 59b0e3aa20 (このIDを非表示/違反報告)
てひつる - とろけるチーズさん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまって申し訳ないです…。ゆっくり自分のペースで更新していきたいと思うので、気長にお付き合いください！ (2020年1月3日 17時) (レス) id: 59b0e3aa20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てひつる | 作成日時：2018年3月11日 10時
