episode13 ページ14
、
目線がぶつかったまま無言の時間が続く。
｢A、いま宇宙でなにしてる｣
｢宇宙の海賊、なんていったらびっくりする？｣
私を真っ直ぐ見つめる目が見開かれる。
｢…は？？｣
｢そのままの意味だよ。私は私のやりたいことのために春雨に入ったの。そして今は第7師団で指揮官をしてるわ。あの時の経験が生きてる｣
｢……まじかよ｣
｢安心して、銀時や吉原のみんなに迷惑はかけないから｣
｢……わあったよ。今はそれでいい。頼むから、いなくなるなよ、お前まで｣
｢……？うん。この世からは居なくならないと思うけど。あ、そうそう、桂は元気？？｣
｢あーーー、ヅラか？まあ元気なんじゃねえの｣
｢そっかーー、私もまた会ってみたいな、まだ髪の毛長いのかなあ｣
そういいながらおはぎを食べる。
桂の髪の毛は戦争中でもサラサラだったからなぁ。
私なんかお風呂とかまともに入ってなかったからもうボサボサ。
思い切って髪の毛を切ったからスッキリしたけど。
今は胸の辺りまで髪の毛が伸びた。
もっと伸ばしてみたい。
｢おっさんばっかだけどなんだかんだ楽しいよ｣
｢あーー、確かに。ガタイのいいやついたな｣
｢え？？あったことあるの？？｣
｢前な。ちょっと戦ったことあんだよ｣
｢うわぉ、それはそれは。凄かったでしょ｣
｢ああ、戦闘民族ってあんなにやべぇんだな｣
｢異次元だもの。戦に生きて戦で死ぬって感じ。実際そうなんだけどね｣
｢いつ帰えんの｣
｢うーーーーん、わかんない。お迎えが来てくれるみたいだから｣
｢それまでに何とかしなきゃいけねえってことだよな｣
｢そう、なんとかしなきゃいけないの｣
銀時が重そうに腰を持ち上げる。
｢すまねぇな、奢ってもらってよぉ｣
｢ほんとよ、なんで私が奢らなきゃいけないのよ｣
｢まーまー、そんなこと言ってっと眉間にシワができるぜ？｣
｢…うるさ！｣
．
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とみおか(プロフ) - (。・ω・。)さん» コメントありがとうございます！！土方さんかっこいいですよね( *´艸`)読んで下さってありがとうございました！ (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
(。・ω・。) - 土方さんサイコーです！！この作品は面白かった (2020年4月5日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とみおか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです。読んでくださってありがとうございました！ (2020年3月13日 0時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 面白かった。 (2020年2月19日 15時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とみおか | 作成日時：2019年10月7日 23時
