土方くん、君って人は。【銀魂】

episode10 ページ11

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あれから事情聴取をし、麻薬の密売人が外から麻薬を持ち込んでいるのだと分かった。
それ以外は特にめぼしい情報は得られなかった。


せっかくの着物が血で汚れてしまった。
また新しいのを買わなければ。



土方くんはあの後、事情をきちんと話して理解してくれた。
もちろん、私が春雨ということは内緒。




逆に真選組にも協力出来ることはないか、とまで言われてしまった。
さすがに真選組が介入したら面倒くさそうだからお礼だけして断っておいた。





もうこれで尽くせる手はないと思っていた矢先、日輪さんの家で月詠と私と日輪さんとで緊急会議が開かれるということが決定した。



また日輪さんと会えるのは嬉しいけど、2つの部屋を血まみれにしたのは私だからちょっと気まずい。

きちんと謝るけどね。




綺麗めな着物を着て髪の毛をゆい、日輪さんの家へ向かう。






昼間の吉原の世界は夜とは全く違う。
昼間は女の世界である。

女性達の楽しそうな声があちこちから聞こえてくる。


こんな側面があるのだから早く解決させねば。









｢あ、来たよ｣


通りを歩いて来た私に声をかけたのは晴太くん。
その奥に日輪さん。


ああ…、今日もお綺麗です…



｢すみません、遅くなりました｣




｢あら、いいのよ。月詠がまだ来てないのよ｣



珍しいわよね、といって息子である晴太くんのあたまを撫でる。




｢珍しいですね｣


と相槌を打つ。





日輪さんと通りを眺めていると月詠の姿が見えた。
何か言い争いでもしてるようだ。


後ろに誰かを連れている…？？




誰だろうと目を凝らしてみてみると、
赤髪のチャイナ服を来た女の子と、メガネの地味な男の子。









そして見覚えのある天パ。








忘れもしない、君のこと。
私のおはぎを返せ。




…銀時







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