ep.3 チャンギュンside ページ3
ミニョク「お。おかえりー!」
ケータイ画面から顔を上げたミニョギヒョンがニコニコ声をかけてくる
チャンギュン「ただいまでーす」
ソファで寝ているヒョンウォンヒョンに音楽を聞いているジュホニヒョンとホソクヒョン
その他メンバーはきっと自分の部屋にいるんだろう
俺が帰ってきたことに気づいたホソクヒョンが
ホソク「またあそこ行ってたの?」
チャンギュン「そうですよ。コーヒー飲んできました」
ホソク「宿舎の側にもカフェあるじゃん
そこそこ歩くのになんでわざわざあっち行くの(笑)」
ヒョンからしたら素朴な疑問なんだろうけど…
チャンギュン「あそこのカフェ雰囲気良いしコーヒー美味しいんですよ
宿舎の近くだとペンもたくさんいて周りに迷惑かかりそうだし」
この言葉に反応した三人のヒョンが一斉にこっちを向く
ミニョク「そんな通うくらい素敵なカフェなら俺も行きたいなー」
ジュホン「今度七人で行きますか」
ホソク「俺も行きたい」
連れてって、と純粋な笑顔を見せる三人が今俺には不敵な笑みを浮かべる悪魔に見えたり見えなかったり
チャンギュン「ダメです。」
頭で考える暇もなく口から出た自分の言葉に驚く
ジュホン「やーやーマンネ!なんでだよ〜
ヒョンたちに美味しいコーヒーを飲ませてやりたいとは思わないわけ?」
ミニョク「何か理由でもあるの?
そういえばあのチャンギュナが熱心にわざわざ遠いカフェに通い詰めるなんておかしい気もするけどな〜」
一見抜けてそうに見えて結構鋭いミニョギヒョン。
チャンギュン「別に何もないですって!
ヒョンたちいたら落ち着いてコーヒー飲めなくなっちゃいますから」
これ以上つっこまれるのが嫌で、マンネのくせに!なんだとー!とヒョンたちの文句を背中で浴びながら自分の部屋へ逃げる
…あれ、
なんで俺あのカフェを教えたくないんだろ
なんで、
さっきから彼女が眉間にシワを寄せながら原稿を書く姿を思い出しているんだろう
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作者名:向日葵 | 作成日時:2017年9月10日 18時