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よーん。 ページ4
．
「Aちゃん何でこんなとこ歩いてんの〜？」
「あぁ…まぁ散歩で」
「ははっ、そっか。お兄ちゃんに会いに来たんじゃないんだ？」
「断じて違います」
私に声をかけたのは爽やかイケメンの、これめっちゃ強調するとこで、めっちゃイケメン、の、
天月先輩。
私を可愛がってくれる先輩の一人。
「忘れ物したら言ってね、貸してあげるよ(笑)」
「はい、三年生の教科書眺めながら授業を受けます」
そこで天月先輩とはお別れ。
残り時間も僅かなのでそろそろ戻ろうかとした、とき。
「………彼」
隣の彼の姿が視界の隅に入った。
でもまさか。あの引きこもりでコミュ障の彼がまさか、三年生の廊下にいるわけ、しかも
誰かと楽しそうに話して＿＿＿＿＿＿＿＿？
「……え？」
．
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作者名：いのありCONAイチゴ | 作成日時：2017年9月3日 0時
