じゅうよん ページ33
先生「おはよう〜Aちゃん」
『おはよう、しぇんせー』
新山「ほな、お願いします。Aちゃん、のりくん行くね！」
『いや』
新山「え？」
『いや！いやや！いや〜(号泣)』
先生「Aちゃん、どうしたの〜」
『いっしょがいい...(号泣)』
新山「Aちゃん、今日頑張ったら好きなお菓子買ってあげるから。ね？」
『うぅ...(号泣)』
新山「Aちゃん、強い気持ち」
『つよ...い、気持ち...』
新山「うん。」
優しく頭を撫でた。
新山「て、急に泣きはじめてん」
石井「そうかぁ...新山これからどないするん？Aちゃんが大きくなるまで一緒に暮らすん？」
新山「児童養護施設に預けようかと思ってる。その方が新しいオカンとオトンと暮らせて幸せやろ。」
石井「お前ほんまに言うてるん？」
新山「うん」
石井「今更ってなるで？もう1ヶ月Aちゃんと住んでるわけやろ。」
新山「せやけど、やっぱ地方の移動とかあとは、まだ先かも知らんけど東京に拠点移すなった時にたいへんやろ。友達と離れなあかんくなるし。」
石井「それ考えると、そっかぁ...」
新山「昨日オカンに電話で相談してな。Aちゃんの為にもその方がええんちゃうってなってな」
石井「そう...なんか、そうなると少し寂しなるなぁ...毎回楽屋来て、色んな芸人と戯れとるAちゃん見れへんくなるんかぁ」
新山「Aちゃんのためやねん」
皆川「盗み聞きするつもりちゃうかったんやけど、そのAちゃんのためやねんて、ほんまに、Aちゃんのためなん？」
皆川さん聞いとったんや
新山「え？」
皆川「地方がどうとか東京がどうとかって理由つけて、Aちゃんから離れようとしとるんちゃうか？」
新山「そんなんちゃいますよ」
皆川「Aちゃんの気持ち聞いた？新山も自分の気持ち自分で聞いてるか？」
自分の気持ち...
新山「Aちゃんが幸せならそれでええ。」
皆川「ならAちゃんが幸せになれるためにはどうするかほんまに考えたか」
新山「せやから、児童養護施設に入れて新しいオカンとオトンと」
皆川「それをAちゃんは、ほんまに望んでるのか？」
新山「けどその方が」
皆川「聞いてへんやろ？Aちゃんの気持ちを。そんでAちゃんのお母さんが亡くなったことも隠して。後々気づくんやったら今言うた方がAちゃんの為になるんちゃうの？」
石井「ずっとは隠されへんしなぁ」
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樹（じゅり） - やばい、この感じ好きです！洲崎さんも出てくるし…。続き待ってます！ (2020年6月3日 13時) (
レス) id: d6c55fd373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2020年5月18日 18時
