僕と小さなプリンセス (ページ1)

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いちページ1

仕事終わり家に帰ったら部屋の前に隣に住んでるAちゃんが居た

時間的に最初びっくりして叫んでしもうた。

近所迷惑なってへんよな...

せやけどなんで？寒いし、23時やし

新山「Aちゃん？」

『のりくん～』

100cmあるかないかのAちゃんが泣きながら抱きついてきた

新山「どうしたん？」

僕はAちゃんの目線に合わせ言うた。

『ママが居らへん...どこいったんやろう...朝から...帰って来おへん』

新山「えっ」

流石に4歳の子1人にさせへんやろ。あのお母さんなら。

新山「お家の鍵空いてるかな？」

『うん』

新山「入ってええ？」

『うん』

僕はAちゃんを抱きかかえてAちゃん家に入った

新山「失礼します」

ほんまに居らへんやん。の前に家具から何からないやん。

『これ...』

Aちゃんが渡してきた

『なんかね、のりくん、これ』

必死でなんか伝えようとしとるのは分かった。

とりあえず読んでみよう

"これを読んではる方へ。これからAのことをお願いします。Aの保険証と書類はここに置いときます"

えっ...

『のりくん？』

新山「Aちゃん、のりくん家来る？」

『うん！』

どうしたらええんや。Aちゃんのお母さんは...どこに

とりあえず、Aちゃんの事を抱きかかえ僕の家に入った。

どないしよう...

えぇ...

『これなぁに～？』

新山「それは～!!!ダメ！」

まだAちゃんには早すぎる。見せたらあかん。

とりあえず、Aちゃんの手に届かへんとこにしまっとこう

『ママ...』

こうゆう時なんて言えばええんやろ。

新山「Aちゃん。今ね、Aちゃんのママはお仕事で長い日にち帰って来れへんのやって」

『お仕事？』

新山「うん」

『そうなんや』

新山「せやから、Aちゃんのママが帰ってくるまでのりくんがママの代わりになるね」

『うん！』

案外大丈夫やった...ちゃう。こんなこと軽々しく言うたらあかんやん。

『あの...トイレ』

新山「こっちやで～」

よし、Aちゃんがトイレ入ってる間にの考えろ。自分。

まずAさんはどこに消えたのか。

あの感じやともう引越した感じやんな

『のりくん～』

新山「はい？」

『かみ、かみ』

かみ？あっ、トイレットペーパー

新山「扉開けて～」

ｶﾞﾁｬｯ

紙を渡した。の前に夜やん...