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「 いらっしゃいませ〜 」
今日もまた、深夜までコンビニバイト
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深夜だからか、
ほんとにお客なんて来なくて
パンやお菓子の仕入れやお掃除が私の仕事
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いつものようにパンを並べていると
前まで売り切れだったパンが目に入った
「 これ……… 」
大貴 「 あれ、ちょうど入った感じ?!」
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不意に背後に現れた彼
びっくりしすぎて思わず
"大貴"
そうつぶやいてしまった
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大 「 やっぱり…Aだった。会えるかと思ってまたきてみた 」
思ってもいなかった言葉に
ときめきと…
自分からさよならしたくせに…
そんな思いが複雑に絡み合った
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「 人気らしいです。このチョコクロワッサン 」
大「 嫌いな人いないよね、俺も好きだもん 」
なんで敬語になるのかもわからない
どうして目を見れないのかも
わからない
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大「 ていうかここでバイトしてるんだね 」
「 うん…」
大「 クロワッサン買いにきた 」
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そう言って私に差し出し、
レジへ向かった
「 120円になります 」
大「 はい。」
きれいに100円玉と10円玉二枚が置かれ
沈黙が気まずく感じた
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「 ありがとうございました 」
特に何を話すこともなく
柔らかな笑みを浮かべて外へ出て行った
大貴がいたという余韻は強く残り
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大貴に反応する扉のチャイムは
大貴がいなくなったことを強調した
今日は彼女いないんだ…
「 …… 」
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作者名:ちゃんもな | 作成日時:2019年2月25日 19時