【ヒューマンバグ大学】 『美しい華にも毒があるようで。』

■"EP.13 ページ15

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という訳で、名取と俺、A、そして小林の兄貴和中の兄貴といったまぁ、見覚えのあるメンツで今回、その山田春哉(やまだはるや)というやつを筆頭にしている半グレ組織を潰しに行くのだ





まず、Aが山田がいるであろうクラブに潜入


俺と小林の兄貴、名取は、店外で待機

Aの合図が出たら潜入ということになってる





そして、和中の兄貴が店内にいる雑魚どもをバックで蹴散らすという作戦だ








「羽珠魔輝(うずまき)って名前ダサくねぇ？」


「はい、ダサいと思います」








そう、何ともその山田春哉(やまだはるや)を筆頭にしている半グレ組織は、羽珠魔輝(うずまき)という名前らしく、いかにもバカたちが考えそうな組織名だ









『そういえば、翔太って何段なの？』



「2段です！」



『うん、凄いのかよく分からない』








そんな会話を聞きながら、車を走らせる





相変わらず、名取の口は止まることはなく、Aにすごい引っ付き具合だ。




まぁ、あれはあれで見慣れた光景だしな。







そんな事を思いながらも、その羽珠魔輝(うずまき)とやらが行きつけのクラブにへと到着する



まぁ、お世辞にも綺麗とは言えない建物だった





下品にチカチカと点灯しているライトに、怪しげな看板を掲げている。



こんな店、行くやついるのか？








『きったないなぁ！
ピンクに光らせとけばいいとか思ってるでしょ、絶対！』








あーあ、A



俺が躊躇した言葉を意図も簡単に言いやがったよ。






いや、でもそれは思った。


ピンクに光らせとけば、何とかなる精神だろうな








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