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… f side

改めて言葉にして言われるとやっぱりクるものがあって。

分かってたことで、
覚悟もしてたことなんだけど。

深「俺こんなに好きだったんだな」

岩「まあ、それくらい好きなら安心だよ俺も」

深「なあ、Aちゃんってどんな奴が好き？」

岩「…知らねえ」

深「それは知ってんな、知ってる答えだな」

岩「いや、知らねえって！でも付き合ってたんだから翔太みたいな奴だろ！」

深「なべ、…俺正反対？」

岩「でもねえ」

深「まじ！？」

岩「お前も目黒も、翔太も、負けず嫌いじゃん。B型同士、性格はちょっと似てるよ」

深「あー、なるほどね？」

岩「ただ、翔太にあってお前にないのがある」

深「なになに？」

岩「ツンデレ」

深「…は？」

岩「ぶはっ、うそうそ。まあ、ふっかは優しすぎるから損することもあるかもな。譲らなければ良いんだよ」

深「譲らない、ねえ。簡単に言ってくれるよ」

岩「それくらいの気持ちで常に居ろってこと。翔太は頑固だし、目黒も獲物は逃さない系じゃん？」

岩「優しさってふっかの取り柄でもあるけどさ、優しいだけじゃだめな時だってあんだよ」

深「まあそうよね」

岩「お前はずっと言い寄られてた側だからその度合いが難しいんだろうけどさ。あ、Aは甘やかしてくれる方が好きだろうな」

深「俺の得意分野じゃない？」

岩「そういうこと」