平行線 (ページ31)

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… i side

ふっかから誘われた飲み。

岩「で？」

こいつが酔う前に話を聞かないといけないから、
食べ物を頼んですぐ本題に入る。

深「ん？」

岩「ん？じゃねえよ。何か言いたいことあんだろ？」

深「あれ、もしかしてお見通し？」

岩「何年一緒だと思ってんだよ…」

深「いやぁ、さ？まあ…」

岩「歯切れ悪いな」

深「いやっ、ストレートに言うとさ、照ってAちゃんのことどう思ってんの？」

あー…、そっちか。

岩「どうってなに？可愛い妹くらいだけど」

深「そっ、か」

岩「好きなんだろ？」

深「んー、まあ。そうね」

岩「良いじゃん？Aもふっかも良い奴だし。お似合いだと思うよ」

深「いや、気早くね！？」

岩「お前のことだから引かねえことくらいわかってんの。めめと翔太だろ」

深「気付くよなあ、そりゃそうだよなあ」

岩「2人とも手強いんじゃね？まあ頑張れよ」

深「あの、さ」

岩「なに」

あの2人のこと、なんだろうな。聞かれることは。

ふっかにはちゃんと言ってあげるべき…だよな。

深「翔太って、Aちゃんと…」

岩「だから歯切れ悪いな！付き合ってたよ、2人」

深「はああああ、やっぱりかぁ…」

岩「過去形だからな？関係ねえよ」

どの口が言ってんだよ。

1番その事実から逃げたくせに。