平行線 (ページ22)

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… m side

楽屋でワイワイする中、

岩本くんとしょっぴーとAさんが
3人で楽屋に入ってくる。

『あ、ふっかさん』

入ってくるなり、
彼女はふっかさんのところに歩いていく。

深「ん？あ、Aちゃん」

『連絡先、今でいいですか？』

向「連絡先！？」

ふっかさんと一緒に喋ってた康二の一言で、
メンバーの視線が一気にふっかさんとAさんに集まる。

2人で喋っていた佐久間くんと岩本くんを除いて。

もう既に知ってる余裕、ね。

深「QR…あ、振るやつでいい？」

向「なあ俺も！知りたい！」

『あはは、良いよ』

ラ「Aちゃん、僕も僕も！」

阿「俺も良い？」

そう言ってワラワラ集まるメンバー。

舘さんとしょっぴーはその光景を見て笑ってて。

まあそんな状態だと、流石に俺も便乗するわけで。

目「ねえ、Aさん俺も」

『蓮くん、良いよ』

あの一度しか呼ばれなかった呼び捨て。
あの日からはずっと蓮くんで。

少しだけ落ち込むそんな俺の後ろから

渡「A～、俺も」

聞こえるしょっぴーの声。

『うん！』

そんな2人のやりとりを見て、

Aさんの顔を見ると…

目「…っ、」

今まで、見たことのない笑顔を
しょっぴーに見せていた。