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気付いてた。
知らないフリをしてた。
凄く前からだと思う。
“ふっかさんのことを好きな私”
そのレッテルだけが私を安心させてたことにも、
貴方と出会ってから気付けた。
いつまでも忘れられない自分。
それすらも自分を縛ってた。
気持ちをひた隠しにして。
ふっかさんに想いを伝えなかったこと、
きっと、私自身も分かってたから。
憧れで終わってたことに。
何よりも、
ふっかさんと彼女が別れた理由を知ってるからこそ、
きっと、誰よりもふっかさんに幸せになってほしいと思ってた。
恋が愛に変わって、
今となっては、兄の様な存在に変わっていた。
ひたむきに、好きだった時。
それすらも懐かしくて。
『高校生か、私は』
涼太のバーの前。
深呼吸と共に、自分に突っ込んでから
ドアを開ける。
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作者名:ゆー | 作成日時:2020年1月9日 23時